【アンガーマネジメント】怒りを鎮める簡単な方法とは。お子さんや自身に合った方法を見つけよう
みなさんは怒りを感じた時、イライラした時はどのように対処しているでしょうか?
人によってはそのまま我慢をしたり、物や他人に当たったりする方もいるかと思います。
先日、ヴィストカレッジ富山県庁前ではアンガーマネジメントトレーニングとして、衝動コントロールエクササイズのソーシャルスキルトレーニング(以下SST)を行いました。
今回はSST内で紹介した、怒りやイライラを感じた時に使える簡単な気持ちの鎮め方についてご紹介いたしますので、お子さんやご自身の怒りが原因でトラブルになってしまう方にぜひ最後までご覧いただければと思います。
そもそもなぜ怒りを感じるのか?
はじめに、なぜ人は怒りを感じるのかについて知っておきましょう。
人は自分の行動が邪魔されたとき、その阻害してきたものに対して不安や悲しさといったネガティブな感情を持ってしまいます。そのような感情が溜まることで怒りという形で発散されるのです。
また、『挨拶はするべき』『時間は守るべき』など自分が当たり前だと感じている行動から、相手が逸脱した場合にも、感情が乱され怒りに変わってしまいます。
怒りを上手くコントロールするためには、相手の行動に対して寛容になり、それを受け入れる思考を持つことが大切になります。
怒りの発散方法について
相手の行動に寛容になりそれを受け入れるといっても、私たちは人間である以上怒りを完全に抑え込むことは難しいかと思います。
ですが、怒りの矛先を相手にぶつけてしまうと更なるトラブルに発展することも考えられますので、そうならないためにも以下の行動から、怒りをおさめ、冷静になる方法を知っておきましょう。
①深呼吸
呼吸を繰り返すことで自律神経が整い、自分をリラックスさせることができます。おすすめの方法として、鼻から4秒ゆっくりと息を吸い、全てのものを吐き出すイメージで6秒口からゆっくり息をはきましょう。
②手を何度も閉じて開く
怒りを握りつぶすイメージでグー!その後、怒りを手放すイメージでパー!
ゆっくりと繰り返し行い、手に意識を移すことで徐々に怒りから意識をそらしていきます。親指を手の中に入れてしまうと力を込めた時、指の骨を痛めてしまうおそれがあるので外に出して握りましょう。
③ジャンプをする
腕も足も伸ばしたまま思い切り数回とんでみましょう。怒りで上がった心拍数を運動によって燃焼し、クールダウンすることができます。
④ 物を抱きしめる
抱きしめることで幸せを感じるホルモン「オキシトシン」が分泌され、安心感や怒りの解消、リラックスに繋がります。
ボールやクッション、人形などを抱きしめてみましょう。正面にかかえて抱きしめたり、脇で抱きしめたりと人によって落ち着く抱きしめ方は異なるので自分にあったものを見つけてみてくださいね。
以上が今回のSSTで紹介したものとなります。
人の怒りのピークは6秒といわれています。こうした6秒を上記の方法で発散し、怒りを上手にコントロールできるといいですね。
怒りの状態を鎮めることで、冷静に話し合いができたりトラブルも避けやすくなったりするので、人間関係も円滑に過ごしやすくなると思います。人によって向き不向きの方法がありますので、自分にあったものをぜひ見つけてみてください。
参考:https://surala.jp/column/psychology/13703/
この記事を書いた拠点は、ヴィストカレッジ富山県庁前です。