将来の就労に必要なスキルってなに?~特別就労準備コースの紹介~
将来の就労に必要なスキル「ソフトスキル」
将来の就労で必要なスキルに「ソフトスキル」があります。一般的にソフトスキルとは対人関係やコミュニケーション、チームワークなど、職場や日常生活において重要な非技術的な人と関わるうえで必要なスキルのことを指します。
ヴィストカレッジで日々中高生の就労支援をしていく中で、もちろん作業スピードや正確性などのハードスキルも大事ですが、同僚とうまくかかわるスキルや指示を理解するスキルなどのソフトスキルも非常に大事になっていると感じます。
ソフトスキルとハードスキルについては、過去のブログでもご紹介していますのでご覧ください。
発達に特性を持つ子どもが身につけておくべき「ソフトスキル」とは?
https://visst.co.jp/college/library/809/
特別就労準備コースって何?!

ヴィストカレッジ金沢駅前では、昨年から「特別就労準備コース」という集団ワークのプログラムを開始しました。
特別就労準備コースとは、利用者さん数名で小グループを作り、同じメンバーで作業をしたりスキルワークに取り組んだりしながら、就労に必要なソフトスキルを身につけていくコースです。
特別就労準備コースの概要
活動時間
週1回、毎週月曜日 16:00~17:45
内容
作業とソフトスキルの組み合わせで構成。
BWAP※1 の就労アセスメントツールを利用しています
参加者
毎週固定メンバーです。
※1 BWAP2…Backer Work Adjustment Profile就労アセスメントツール
解説はこちら → https://visst.co.jp/college/library/1004/
メンター・メンティー制度を導入した特別就労準備コースで練習するソフトスキル

昨年1年間特別就労準備コースを行う中で、困ったことがあった際の援助要請の難しさなどがありました。
そこで今年度ヴィストカレッジ金沢駅前の特別就労準備コースでは、参加者の方々のメンター&メンティー制度を導入し活動に取り組んでいます。
メンターとは指導者や助言者のことで、メンティーとはその指導や助言を受ける人のことです。
作業は、メンターとメンティーでチームになって取り組みます。メンティーはわからないことがあった際に、メンターにまず質問します。メンターはメンティーから受けた質問に答えたり、自分で説明ができないと判断した場合にはスタッフに確認を取ったりします。
メンティーの方は、質問のハードルが下がり、援助要請をスモールステップで練習することができていると感じます。また自分の疑問点をしっかりと言葉にしないとメンターにも伝わらないため、将来の就労場面に直で生きるソフトスキルの練習になっています。
メンターの方は、自分でできる作業をメンティーに伝えることで、言語化する練習になったり、説明できないと判断する力やスタッフに助けを求める力などがつけられたりすると考えています。
メンター・メンティーに分かれて作業に取り組むことで、一人で作業に取り組むだけでは練習することができないソフトスキルを練習することができます。来年度も今年度新たに見えた課題や成果をもとに、就労を控えた学齢期に必要なソフトスキルの練習ができるように特別就労準備コースの支援プログラムをアップデートしていきます。
まとめ
ヴィストカレッジの「特別就労準備コース」について、気になる方はぜひ見学にいらしてください。ご不明な点や気になることがございましたらお気軽にお問い合わせください。
見学・ご相談も随時受付けております!お気軽にご連絡くださいませ。

