鉛筆練習ってどうやってはじめるの?練習風景をご紹介!
食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、実りの秋…
よく食べ、よく動き、遊びを楽しんだりと秋ならではの体験ができる良い季節になりましたね♪
ヴィストカレッジ富山環水公園前では、集団ワーク・イベントもわくわくする内容が盛りだくさんではありますが、スタッフとの1対1で行う”個別ワーク”も充実しております。
お子様の人数に対し、十人十色のニーズをいただく中で、今回は就学に向けてのご要望として多い『鉛筆の練習』について、ヴィストカレッジのリアルな練習風景をご紹介したいと思います。
【まずは今の子どもの力を知ろう(アセスメント)】
普段、お子様の鉛筆の使っている様子をみて
「なんだか持ち方がおかしいな…」
「鉛筆・クレヨンを持ちたがらないな…」
「勢いが良くてはみ出してることが多いな…」
「筆圧が濃い(薄い)」
「紙を押さえられない…」
などなど…疑問に感じたことはありませんか?
練習前に実際の手や体の使い方の観察や、必要に応じて検査をして、
どこが得意で、どこで困っているのかをしっかりと把握をします。
苦手・困っていることの背景には、身体の使い方や感覚面の未熟さなどが関係している可能性があります。
アセスメントをすることで段階に合わせた目標や練習メニューを立案でき、動作を習得する近道となります。
なにより、お子様が無理せず練習を進められることがメリットです。
また、支援者は手や体の発達の流れを理解しておくことも大切になってきます。
そのために、運動や作業に関しては作業療法士などが中心となってアセスメントをさせていただいています。
【達成できる小さな目標をたてよう】
アセスメント後は、目標を立てます♪
鉛筆の持ち方は矯正をしても、手の発達が鉛筆を持つ段階まで準備ができていないと
上手に鉛筆操作をすることは難しいものです。
まだ、鉛筆を持てていなかったり、書くことへ興味がないお子さんも、鉛筆を持つまでの準備段階の時期であると考えていただけると嬉しいです。
目標は、
・矯正はせずに
・手の発達段階に合わせた遊びとして楽しめる練習
を、スモールステップで立てていきます。
小さな目標を立てて、子どもが達成感を感じられることを大切にします。
練習の進め方や必要な身体の機能について記載してありますのでこちらの記事もご参照ください。
⇒鉛筆の持ち方や操作が気になる子どもたちの支援①-活動編-
【段階に合わせた練習をしよう】
それでは実際に、ヴィストカレッジ富山環水公園前での練習風景を一部ご紹介します♪
《座り続ける力をやしなう》
《触覚の発達をうながす》
《腕・手首・親指の動きをやしなう》
《握る・両手動作をうながす》
《つまみをうながす》
《運筆をうながす》
《筆記具》
小学校では、鉛筆や消しゴム、はさみ等の学用品をよく用います。
就学に向けて手先の使い方を身に着けていけるようにお子様に合わせたサポートをさせていただきます。
ヴィストカレッジ富山環水公園前では、毎月、「見学・体験会」を実施しております。
ワーク・イベントの内容や、事業所内の雰囲気などを知ることができますので、
ご興味ある方はお気軽にお問合せください!
また、今年度も「ブログ」や「Instagram」にてイベント紹介や日々のワークの情報を発信いたしますのでぜひご覧ください!
<引用元・参考文献>
・3・4・5歳の体・手先の動き指導アラカルト―気になる子どものできた!が増える 笹田哲
・書字指導アラカルト (気になる子どものできた! が増える) 笹田哲