作業療法士による仕事体験をはじめました!
朝晩、涼しくなってきましたね。秋の気配が少しずつ感じられます。
さて、ヴィストカレッジ金沢駅前(放課後等デイサービス)は、「就労特化型放課後等デイサービス」として、お子様が、「はたらく」を楽しみながら学べる体験型プログラムをたくさんご用意しております。
特に人気があるのが、仕事体験です!
ヴィストカレッジ金沢駅前では、2種類の仕事体験プログラムを提供しております。
1つは、「施設外仕事体験」です。
地域の企業様のご協力のもと、実際に企業様にお邪魔し、仕事体験を行います。
※過去の体験の様子はこちらの記事にてご覧ください。
2つ目は、「施設内仕事体験(VISST WORKS)」です。
事業所内で会社を想定した場面をつくり、様々な仕事体験を行います。
スタッフは上司役となり、働くうえで必要となってくるスキルをお伝えしながら練習します。
「作業療法士によるVISST WORKS 特別編」がスタートしました
2022年7月より、「作業療法士によるVISST WORKS 特別編」がスタートしました。
特別編では、ヴィストカレッジスーパーバイザーの渡邊 純子(作業療法士)が支援に加わります。
作業療法士ならではの観点で、お子様の作業の様子をアセスメントし、「こうしたらできる!」を見つけていきます。
作業療法士って…?
作業療法士は、医療従事者の一員です。
基本的な動作能力から、社会に適応する能力までの広範囲におけるリハビリテーションを行います。
将来を見据えた能力の維持や、改善を図るための専門的な支援を行うことができます。
ヴィストカレッジスーパーバイザーの渡邊は、病院や施設での作業療法士としての経験だけではく、なんと海外青年協力隊の一員として、パキスタンやネパールでの支援経験もあるスタッフなのです。
施設内仕事体験(VISST WORKS)特別編のようす
7月16日に、第1回「作業療法士によるVISST WORKS 特別編」を開催しました。
記念すべき第1回は「ポプリケースづくり」を行いました。
まずは、自己紹介♪
クイズ形式での渡邊からの自己紹介からスタートしました。
最初は緊張していた利用者さんも、クイズをしながら徐々に笑顔になっていきます。
仕事の目標は、自分で決めます
作業の手順について聞いた後は、「日報」を書きます。
ここは、普段のVISST WORKSと同じです。作業目標と行動目標を自分で決めて記入します。
いよいよポプリケースづくりです
ポプリケースづくりの手順は、こんな感じです。
① ポプリを計量する・ひもの長さをはかる
② ひもを通しコースターを重ねる
③ コースターをひもで縫う
④ 砕いたポプリを茶袋に入れる
⑤ コースターの中に茶袋を入れてとじる
今回参加してくれたAさんは、かわいいものを作ることが大好きです。
作成したポプリケースをどこに飾ろうかな?とイメージを膨らませながら取り組んでくださいました。
今回の作業の最大の難関は、「③コースターをひもで縫う」作業です。
スタッフは、事前に作業の動画や手順書といった、自力で解決できるヒントを用意しておきました。
Aさんは、コースターのどこにひもを通せばよいのか分からなくなり、困ってしまいます。
まずは、コースターを縫う場面を動画で確認するAさん。動画の再生スピードをゆっくりにして確認していきます。
ひもをどこに通せばよいのかは理解したものの、次は、右手でひもを通し、左手でコースターを押さえていることが難しい様子です。
そこで、渡邊がAさんに声をかけます。
右手と左手の動作を分けてAさんにお伝えしたり、手添えでコツを伝えたりすると……
Aさん、作業のコツを理解されたようです。自力でコースターをひもで縫うことができました!
振り返り
最後には自分で立てた目標に沿って振り返りを行います。
さらに!終了後スタッフからコメントを加えています。
VISST WORKS特別編では渡邊にコメントを記入してもらえます!そのコメントを基に次回参加されるVISST WORKSで新しく目標を設定するよう促しています。
次回は9月17日開催!
VISST WORKS特別編は、今後も不定期で開催予定です。
次回は、9月17日を予定しています。次回は、革を使ったポーチを作りますよ。
体験・見学は、随時うけたまわっております。
ご興味のある方は、お気軽にお問合せください。