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人との距離感が難しい方へ|就労移行支援で学ぶコミュニケーション講座

ヴィストキャリア富山中央 2026.05.01

みなさんの中には、 

「人との距離感が分からない、難しいと感じる」 
「近づきすぎると、しんどい」 
「離れすぎると、孤独感を感じる」 

といった経験をした方もいるでしょう。 

先日、「ちょうどいい関係を育む」ためのポイントを考えるための、特別講座を行いました。 

その様子を紹介します。 

人との距離感のズレは「パーソナルスペース」が関係している 

人とコミュニケーションとる中で 
「ちょっと近いな」や「遠いな」と違和感を抱くときがありますが、 
これは「パーソナルスペースの違い」から生まれます。 

「パーソナルスペース」とは? 

他人が一定の距離に近づくと不快に感じる空間のことであり、「心理的距離」とも言われます。 
この距離感は相手との関係性によって異なる場合が多く、親しい関係は近くても問題ないですが、他人は一定の距離を保ちたいと感じる方は多いでしょう。 
またパーソナルスペースは4つに分かれます。 

・密接距離・・・0~45cm程度。ごく親しい人に許される距離感 
・個体距離・・・45~120cm程度。相手の表情を読み取れる、個人的な話をする際に使われる距離感 
・社会距離・・・120~360cm程度。職場の同僚や取引先など、ビジネスの場で使われる距離感 
・公衆距離・・・360㎝~程度。講義や講演に使われる距離感 

※あくまで目安であり、個人差があります。

【小見出し①‐2】国や文化でも距離感の違いがある 

中国やインドといった人口密度の高い国では、電車や行列で、非常に近い距離でいること多いことで有名です。 
一方、日本人は欧米に比べると、スキンシップが少ない傾向にあるため、比較的パーソナルスペースは広いと言われています。 

適切なパーソナルスペースとは? 

人や国、文化でパーソナルスペースの広さが違うと聞くと、「適切な距離感って難しい」と感じた方もいるでしょう。 
相手の行動パターンから、距離感を知ることもできます。 

パーソナルスペースが広い人の特徴と接し方 

パーソナルスペースが広い人の行動パターンには、以下の特徴があります。 

・人といることが好き 
・みんなでワイワイ騒ぐこと、集団行動が苦手 
・自分のペースで行動することを好む 
・人からの頼まれごとを断れない 
・自分に自信がない 

また、パーソナルスペースが広い人とは、以下のポイントを意識して接すると、安心してコミュニケーションがとれます。 

・相手のペースややり方に共感し、認める 
・いきなり馴れ馴れしくせず、誠実に対応する 
・顔をあわせる機会を少しずつつくる 

パーソナルスペースが狭い人の特徴と接し方 

パーソナルスペースが狭い人の行動パターンには、以下の特徴があります。 

・大勢の人とワイワイするのがすき 
・社交的 である
・相手との適切な距離感を保つコツを知っている 
・人から頼まれても、必要に応じて断れる 

また、パーソナルスペースが狭い人とは、以下のポイントを意識して接すると、安心してコミュニケーションがとれます。 

・自分がちょうどよいと感じるパーソナルスペースを確保する 
・相手の話を聞くときは、聞き役に回る 
・積極的に話しかけて会話のペースをつかむ 

「ちょうどよい距離感」の築く方法 

講座の中では、ちょうどよい距離感を築く方法を6つお伝えしました。 

今回は、その中の一部を紹介します。 

自分の「心の境界線」を意識する 

心理学では、他者との間にある見えない線を「心理的境界(バウンダリー)」と呼びます。 
これは、人との心地よい距離を守るための基準です。 
心の境界線とは、自分と他者を別の人間として区別し、感情・時間・身体を守る「目に見えない線」となるものです。 
この線を持つと、過度な干渉や無理な頼み事を断り、人間関係のストレスを軽減して心の平穏を保てます。 
この「心の境界線」が自分はどこにあるかを意識することで、自分と相手のやり取りに無理を感じづらくなります。 

ちょうどいい関係を少しずつ探す

すぐに完璧な距離感を見つけることはできません。
親しい友人であっても、仕事が忙しい時は距離を置いた方が楽なこともあれば、人生の節目にはぐっと近づきたくなることもあります。​

​大切なのは、相手との距離感は「変化していい」と思える柔軟さです。​
距離感は、状況や心の状態に応じて調整していくもの。​
そのため、試行錯誤することで、ちょうどいい関係を続けられます。

1人時間も大切

人と関わるうえで、「自分だけの時間」を持つことも大切です。
誰とも関わらない時間は、孤独ではなく「自分との対話」の時間にもなります。​


自分の気持ちを整理や、エネルギーを回復ができるため、人との関係にも余裕をもって向き合えるようになります。

「ちょうどよい距離感」は、唯一の正解はなく、相手と自分の状況によっても変わります。

また人との距離感で悩んでいる方は「相手との関係を大切にしたい」と考えている方でもあります。

参加された方からは、

「実習先の人間関係で悩んでいたが、参考になった」
「自分で背負いすぎず、自分の心地よさを優先してよいことを知って安心しました」

などの感想があり、人との距離感について振り返るきっかけになったようです。
いかがだったでしょうか。
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