自分を表現する力を高める！言葉にできない、感情表現が難しい方へ、想いを表現する方法を楽しみながら身につける土曜講座 

朝晩が涼しいと感じる日が増え、秋らしさを気温で体感できてきました。

それでも日中はまだ暑い時間もありますので、水分補給など体調管理に気を付けたいなと思います。

さて、ヴィストキャリア金沢駅前では様々なプログラムを通して就職活動に必要なスキルを付けられるよう考えています。

今回はその中でも、平日ではなかなかできない「内容が濃く・深い」趣向の凝らしたワーク「土曜集中講座」についてご紹介していきたいと思います♪

自分を表現することの難しさ

自分を表現して分かち合いたいという衝動は、すべての人がもっています。
日常生活では、言葉を通して私たちは人とかかわっています。自分をうまく伝えられなかったり、相手が聞いてくれなかったりすると落胆します。
自分を伝え、理解されたいという欲求は、誰にでもあるものです。

引用元：小野京子著『表現アートセラピー入門』

自己表現とは、自分自身の思いや考えをストレートに周囲に伝えたり、自分らしい生き方を実際に取り組んでその通り実現することです。

しかし、そういった行動をしたくても
■自己肯定感が低く「自分なんて……」
■周囲の目を気にしてしまい「嫌われたらどうしよう……」
■羞恥心が強くつい緊張してしまう……

などの気持ちがありなかなかできない。

そして、いざ社会へ出た瞬間、発言を求められた際にどう話したらいいか分からなくなってしまった。

こういったケースが多く聞かれます。

実際のプログラムの様子

今回このワークでは、自己表現の方法をちょっと変わった方法で試してみました。

それがこちら↓↓↓↓

上記の絵は、実は自分以外の人が適当に「線」を書いた画用紙をそれぞれ利用者さんで交換して、その上で自由に色付けしてもらいました。

「線」を書く時も「何かを書く」という意識は持たず、ただ書きなぐっただけです。

そこに一人ひとりが思い思いの色をのせていきました。

自分を表現するって楽しい！

先の写真にあるように、元はただの「線」ですが全く違うものができました。

完成後、絵についてそれをそれぞれが発表し、何を思い浮かべたのか、どんな思いで書いたのかを発信してもらいました。

そこでは自然と自分の言葉で絵についてを表現した言葉を発信することができていました。

最初から自分の想いを発信しようとすると難しいですが、こういった方法でやってみるとできることが分かりました。

線を書いた人も、想像していたものとは全く違うものが出来上がった事に感心されていました。

コミュニケーションに応用するにはまだ難しいですが、こういった取り組みで自分の想いや考えに気づきやすくなり、表現することに慣れてくるのかな、と感じました。

経験を積むことで向上する

このワークで最後に行った「それぞれの絵について発表することで、自分の想いを発信し、それを周りの人が静かに聞いてくれる」という事はとても嬉しく、また受け入れられたという安心感に繋がります。

こういった経験を積んでいく事で、その人の自己肯定感に繋がり、表現しやすくなるものだと思います。

ヴィストキャリア金沢駅前ではそのような経験が積んでいけるような場を提供できるようにと考えています。