横浜駅前ってこんなことやってます!!~ワーク編③あるある相談室~
※今回のブログは、ヴィストキャリア横浜駅前の利用者さんが書いてくださいました!
執筆者:ヴィスとん(ヴィストキャリア横浜駅前利用者)
初めまして、ヴィスとんと言います。発達障害の診断を受けています。ヴィストキャリア横浜駅前を見学した際、「ここだったら楽しくじっくり就職に向けて取り組めるかも」と謎のシンパジーを感じ、就労移行支援事業所を利用し始めました。
今回は利用者目線で、前回の「マインドフルネス・ヨガ」に引き続き、ヴィストキャリア横浜駅前の人気ワークの一つである、「あるある相談室」について、ご紹介したいと思います。
1. はじめに
さて、ヴィストキャリア横浜駅前では、一般就労を目指していく就労移行支援事業所として、「厳選したユニークなワーク」が日々和気あいあいと行われています。
今回は、そんなワークの中から、横浜駅前の一つの特色である、「明るく元気な」雰囲気の一端があふれる「あるある相談室」を、ヴィスとんの目線からご紹介します。
2. あるある相談室のご紹介
(1) あるある相談室ってなに?
あるある相談室は、参加者が普段日常で抱えている「お悩み」をテーマとして扱い、それについてみんなで「ゆったりと」話しながら考えていくワークです。
と、このように書くと「悩み相談って結構ヘビーだなぁ」と思われるかもしれませんが、このワークは全然そんなことはありません。
「悩みを考える」と言っても、「解決」がゴールでは必ずしもなく、このワークの大きな目的の一つは、「あるある~」という「他の人の共感」を得るところにあります。
また、本ワークは事業所スタッフが日替わりで「ファシリテーター」を行うのですが、スタッフそれぞれのオリジナリティあふれる楽しい進行でワイワイガヤガヤ毎回盛り上がるのも、この事業所らしさの一つと言えるでしょう。
(2) 実際のあるある相談室はこんな感じです
ここで、ある日のあるある相談室の様子をご紹介します。
まず、本題に入る前に自己紹介とアイスブレイクを行います。
いつも様々なテーマでアイスブレイクを行うのですが、この日は、「好きな果物」というテーマで行いました。
実はこのアイスブレイク、毎回とても楽しく盛り上がります。
先ほどの果物なら「マンゴーの○○の品種が好きで、食べ方は△△がオススメ」というように、かなり詳しめに紹介したりするので、アイスブレイクだけで15分くらい話したりする回もあります(笑)。
次に、担当スタッフが「グループミーティングのお約束」について説明します。ヴィストキャリア横浜駅前では、参加者が安心・安全にワークを行うために「ここでの話はここだけ」のような、ルールのもとディスカッションを行っています。
そして、いよいよ「あるあるのお悩みテーマ」を出しあいます。
積極的に皆さん各々その日話したいテーマを挙げていき、「あるある~」とみんなで共感しながらその日話すテーマを決めていきます。
この日は私が発案した「スマホを握ったままつい寝落ちしてしまうあるある」について話すことになりました。
「どうして握ったまま寝落ちしてしまうのだろう」「寝落ちで困った経験ってみんな他にある?」のようなことを、和やかな雰囲気で意見を出し合いながら検証していきました。
(3) 合言葉は「あるある~」
あるある相談室の最大の魅力は、「自分の悩み・困り事って、自分だけじゃなくて他の人にもあるんだぁ」、ということを知れることだと筆者は思います。
その日に話すテーマ出しの際に、誰かが案を出すと、思わず参加者が何人かで「あるある~」と唱和することがあります。
このように、誰かに自分の悩みを共感してもらうことで「分かってもらえた~」と気持ちが少し軽くなったことが、筆者はこのワークで何度もありました。
またもう一つの魅力としては、悩んだ・困った時の対処の考え方・方法が増える点です。
何かに悩んだ際「これがゼッタイ的に即効性がある方法」というものは、ほとんどの場合存在しないことが多いと思います。
こういった場合、自分の中でとれる行動・発想のバリエーションを増やしていくことが、解決に向けての一つの糸口として、大切になってきます。
あるある相談室では、毎回スタッフを含め7人前後の参加者がいるので、自分の悩みについて様々なアイデア・考え方を「情報」として仕入れることができます。
3. 終わりに(ヴィスとんが思うあれこれ)
今回はヴィストキャリア横浜駅前のイチオシワークの1つである「あるある相談室」についてご紹介しました。
あるある相談室は、他のワークと比べてもゆるめで、基本的にどんな悩みでもOKなので小さな悩み・困り事でも臆さず気兼ねなく出せるところが良いところですね。
また、このような意見の出しやすい雰囲気が自然と出来上がっているのも、ヴィストキャリア横浜駅前らしさの一つだと筆者は思います。