ライフスキルや就労スキルにも役立つ!新たにスタートした集団ワーク「すてむぼっくす」
梅雨の時期になり、雨が降る日も多くなってきました。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
ヴィストカレッジ金沢駅西口では、4月から「すてむぼっくす」という教材を使用した集団ワークがスタートしました。
今回は、新たに取り入れた「すてむぼっくす」とはどのような教材か、活動内容、身につくスキルなどについて紹介します!
「すてむぼっくす」ってなに?
ブロックやタブレット端末を用いて自分で1つの作品を完成させることを通して、集中力を高めたり、子どもたちの認知機能を高めたりすることができる教材です。ものづくりなどの活動を通して、楽しみながらスキルの習得や学習をすることができます。
すてむぼっくすでは「例外」や「曖昧」という概念がありません。そのような概念の理解が苦手な傾向にあるお子さんも学びやすく、得意を伸ばしやすいという側面があります。
順序だてて考える論理的思考力、自己コントロールをする力などを育めることから将来的な就労スキルを獲得できることが期待されています。
また、すてむぼっくすを通じて、プログラミング的思考がSST(ソーシャルスキルトレーニング)にも役立った、自己表現することの楽しさを知ったという事例もあります。
どんなことをするのか
ブロック制作やプログラミングを行います。活動の割合は、ブロック制作が6割、プログラミングが4割です。
ブロック制作は通年同じブロックを使い、手順書を見ながら天秤ばかりやコマ、遊園地のバイキングなどを制作します。
プログラミングはScratchJrなどのアプリを用いてゲームやアニメーション制作を行います。
ワークは、①その回で制作する物についての学習、②制作、③制作した物を使って実験やゲームなどを実施、④まとめというような流れで進みます。
どんなスキルが身につくか
わからないことがあったときに援助要請をする力
援助要請とは、困ったことがあったときに周りの人に助けを求めることです。例としては、学校で困ったことがあるときに先生に質問や相談をする、駅で困ったことがあったら駅員さんに質問するなどがあげられます。
援助要請をすることで、問題の解決、困っていることに対する不安が軽減されることもあります。また、援助要請をして問題が解決するなど成功体験を積むことができれば「他者を頼ってもいい」という認識にも繋がります。そのため、援助要請の力は重要なライフスキルの1つです。
すてむぼっくすでは手順書を見ながら制作などの活動を行います。手順書には番号が振られており、作業内容も細かく書かれています。どこで困っているかが児童・スタッフともに分かりやすいため、援助要請を行いやすい教材になっています。
援助要請が苦手な方もすてむぼっくすを通し、少しずつ援助要請をする力を身につけることができます。
間違いや問題があったときの対処力
間違いや問題があったときの対処力は、日常生活の中でも発揮されることがあります。例えば、宿題をするとき間違えた問題に正解できるまで取り組み宿題を完成させる、ゲームで負けてしまったときに次はどうすれば勝てるかを考えながら取り組むなどがあげられます。
すてむぼっくすでは、間違いや問題があったときも繰り返しやり直すことができます。トライアル&エラーを繰り返し、どうすれば成功するかを考えながら取り組むことで間違いや問題があったときの対処力が身につきます。
そのほかにも
・空間認知力、指示を読み取る力
・生活の中で計画を立てる力
・順序だてて考える論理的思考力
・手先の動き、力の入れ方の習得
・作品を完成させることによる自己肯定感の向上
など多くの力が身に付きます。
全国の放課後等デイサービスで大人気、多くのスキルを身につけることができる「すてむぼっくす」
すてむぼっくすでは、間違いや問題があったときの対処力や援助要請などのライフスキルをブロック制作、プログラミングを通して楽しみながら身につけることができます。
ヴィストカレッジ金沢駅西口でも実施しておりますので、お気軽にご参加ください。
ヴィストカレッジ金沢駅西口では、現在、新規利用者さんを募集しています。
『ライフスキルを楽しみながら身につける』を支援のコンセプトに、金銭管理、時間管理、身だしなみ、あいさつなど、日常生活の基礎となる“ライフスキル”を発達段階に合わせながら自然と身に付くサポートを行っています。
無料で見学や体験もできますので、お気軽にお問い合わせください。