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【微細運動】なみ縫いでポーチづくりに挑戦しました!成功体験を積むためにスタッフが行った工夫とは

ヴィストカレッジ金沢駅西口 2024.04.15

新学期が始まり、新しい出会いがたくさんある季節になりました。ヴィストカレッジ金沢駅西口に通う子どもたちも進学先の学校の制服を見せてくれたり、新しいクラスの話をしてくれたりするので、スタッフも春を感じています。

さて、『ライフスキルを楽しみながら身につける』が支援のコンセプトであるヴィストカレッジ金沢駅西口では、月に2回『くらしのスキル+カフェ』という集団ワークを行い、将来自立して生活するために必要なスキルについて取り組んでいます。今回は、小学生・中学生男女合わせて5名が参加した『なみ縫いでポーチづくり』についてご紹介します!

なみ縫いでポーチを作ります!とはいっても、針を持ったことがほとんどなかったり、指先の細かい動きに自信がなかったりなど…お子さんそれぞれの特性や経験はバラバラです。その中でも、みんなが“自分でポーチを完成させた“という成功体験を得るためにスタッフが行った準備をご紹介します。

準備①針に糸を通し、玉結びをしておく

縫い物をするには“縫う”だけでなく、針に糸を通す、糸の端を玉結びする、縫い終わりを玉止めする、糸を切る、などさまざまな工程があります。慣れていない縫い物をするのに、最初からすべての工程を自分で行うのはかなりハードルが高いです。途中まではスタッフが手伝い、メインの“縫う”ことをお子さん自身でやってもらうことで、「できた!」 という達成感が得られやすくなります。

準備②フェルトがずれないように仮止めしておく

縫い物をする際、片手はフェルトがずれないように揃えて押さえ、もう片手で針を動かしますが、両手の協調運動が苦手な方にとってそれは至難の業です。通常の裁縫ではマチ針を使うところですが、お子さんの安全面を考えると少し心配…そこでスタッフが考えたのが仮止めです。フェルトがずれやすい四隅を仮止めすることで、縫いやすさが格段に上がりました!

準備③縫う箇所、方向を明確にする

裁縫に慣れていないのに、まっさらな布を渡されても「どこから縫い始めたらいいんだろう」「どこを縫えばいいんだろう」とどう進めて行けば良いのかわかりませんよね。
また、お子さんの中には口頭で伝えられる情報よりも、視覚的に情報が提示されていた方がわかりやすいという方や、『ちょっと』『だいたい』などの曖昧な表現が苦手で、『1cm間隔で』などの具体的な指示があったほうが安心するという方がいます。縫う場所と方向を視覚的に提示することで、みんなが安心して縫い進めることができます。

集団ワークの様子

使い慣れない針にドキドキしながらも、ガイドの線に沿って丁寧に縫い進めていく様子が見られました。練習用フェルトでなみ縫いの練習をしてからいざ本番!

外側を縫って、裏表をひっくりかえすと…

完成です!

「この中に何入れようかな~」とはじめて自分でつくったポーチを嬉しそうに持ち帰るご様子が見られました。

利用者さん、保護者さんから大人気の縫い物ですが、4月には“まつり縫い“でマスコットづくりに挑戦します!

縫い物など、お家で取り組むにはハードルが少し高いことも、ヴィストカレッジでスタッフと一緒に挑戦してみませんか?


お問い合わせお待ちしてます♪

ヴィストカレッジ金沢駅西口では、現在、新規利用者さんを募集しています。

『ライフスキルを楽しみながら身につける』を支援のコンセプトに、金銭管理、時間管理、身だしなみ、あいさつなど、日常生活の基礎となる“ライフスキル”を発達段階に合わせながら自然と身に付くサポートを行っています。

無料で見学や体験もできますので、お気軽にお問い合わせください。

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