コミュニケーションスキルにもアプローチ!運動教室の様子を紹介します。
みなさん、こんにちは。
ヴィストカレッジ富山県庁前(放課後等デイサービス・児童発達支援)です。
ヴィストカレッジ富山県庁前では毎月2回、学年を分けて運動教室を開催しています。
メインの活動はあらかじめ決まっていますが、参加者からやりたい運動の希望があれば、全員で相談し納得したうえでスケジュールを変更することもあります。参加者の気持ちをできるだけ尊重するように活動を組み立てています。
今回は4月に行った、跳び箱をメイン活動にした運動教室の様子をお伝えします。
1.準備運動
準備体操に加えて、片足やV字でのバランス運動を行いました。学校の体育で行った準備運動を披露してくれる子もいれば、片足バランスで目を閉じて難易度をアップして取り組んでいる子もいました。
2.ジェスチャーゲーム
次に1人がルーレットを回して、出たお題のジェスチャーをします。他の人は何をジェスチャーしているか当てるというゲームです。
ジェスチャーしている人は、想像した動きを体で表現する必要があり、ボディイメージの向上につながります。跳び箱を跳ぶときには、ボディイメージは必要になるため、大事な基礎作りをしました。
子どもたちはルーレットを「何が出るかな」とワクワクした様子で眺めていました。
出たお題は、体をダイナミックに動かしてジェスチャーで表現します。
中には、ワールドベースボールクラシックで話題となった大谷選手の真似をしてくれる子がいました。
3.跳び箱
全員で跳び箱やマットの準備を行います。安全面を考えながらマットを配置しました。
実践では、自分の跳べる高さを選択して楽しむ子、跳んだことのない高さに挑戦する子もいました。
学校の体育でも必ず行う種目なので、ヴィストで練習して自信をつけていきます。
4.ここで子どもからある提案が!
跳び箱をやっていると、ある子から「やってみたいゲームがあるんだけど…」と提案がありました。玉入れのようなゲームを説明すると「やってみよう!」と賛成する声が上がります。
初めは玉をかごに入れるだけでしたが、鉄棒やマットを使って障害物を作り難易度を上げていきました。
難易度が上がっていくとなかなかクリアできなくなっていきます。「もうすこし優しく投げたらいいんじゃない?」とアドバイスをする様子や「頑張れ頑張れ」と応援する声も聞かれました。
「個別ワークでもやってみたい」「もっと難しくできそう」と満足そうな顔で感想を伝えてくれました。
子ども同士で相談しながら一緒に楽しむことができて良かったです。
ヴィストカレッジ富山県庁前の運動教室では、子どもたちの意見をできる限り取り入れて活動を行っています。
「やってみたい」という気持ちを大切にしたいという思いもありますが、活動を提案して受け入れてもらう過程の中に、大切なことがたくさんあるからです。ルールをわかりやすく説明することや、他の人に納得してもらえるように交渉すること、みんなが楽しめるように難易度を調整することです。運動からコミュニケーションを学べるようにスタッフもサポートしていきます。