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「やってみたい!」を叶える~個別ワークで茶道に挑戦~

ヴィストカレッジ富山県庁前 2023.05.08

みなさん、こんにちは。
ヴィストカレッジ富山県庁前(放課後等デイサービス・児童発達支援)です。

春になり、クラス替えで緊張すると話す子や学校が楽しくなったと話す子等、それぞれの春を迎えておられます。
学年が上がったことで、子どもたちはお兄さん、お姉さんらしい顔つきになってきました。

今回は、ヴィストカレッジ富山県庁前で行った個別ワークについて紹介します。

個別ワークでは、子どもたちのニーズや困り感に合わせたプログラムを、スタッフとじっくり取り組むことができます。

① 個別ワークで茶道をしたきっかけ
個別ワークの時に「茶道をしてみたい」と話す、Aくん。スタッフがどうして茶道をやってみたいのか聞いてみると、
「おもてなしの心を体験してみたい」とお話しをされました。
その話を聞いて、Aくんの思いを大切にしたいと考え、茶道の経験があるスタッフと個別ワークでやってみることになりました。

② 茶道について知る
事前に保護者様にお伝えし、ついに個別ワークの日となりました。
最初の15分間は、道具の説明やおもてなしの心について、スタッフと一緒に話し合います。

道具の名前は、実物を見て触りながら、どんな時に使うのかを説明していきました。
初めて聞く名前に「難しいね」とお話しをされていました。

③ 実際に体験してみよう
 自分がお客さんとなって、お抹茶とお菓子を食べます。

スタッフがお手本となり、お抹茶を点てました。

Aくんは初めて見る道具操作に「おぉー」と感心されていました。
初めてのお抹茶の味は少し苦かったようで、感想を聞くと「苦いー。でも、おいしいね」とお話しをされていました。
お菓子はかりんとう饅頭を用意しました。
かりんとう饅頭を食べると、目を輝かせて、「こんなおいしい、お菓子初めて食べた!これ、大好物になった」とスタッフに伝える様子が見られました。

④ スタッフにお抹茶を点てよう
実際に茶道をしてみます。

最初は泡をつくることが難しい様子でしたが、スタッフのアドバイスを聞きながら回数を重ねていき、綺麗に泡をつくることができました。
綺麗にできたことをスタッフに褒められてとても嬉しそうにされていました。

練習を重ね、ついに本番です。
スタッフを数人集めて、ミニお茶会を開催しました。
少し緊張している様子でしたが、スタッフからは「これ、Aくんがしたの?すごいね」「Aくんが作ってくれたお抹茶、おいしい」と感想をもらいました。
感想を聞いたAくんはとても嬉しそうにされていました。

Aくんに感想を聞いてみると、「おもてなしの心が分かった気がする」とお話しをされ、満足そうな様子が見られました。
家に帰って「心が洗われたようですっきりした」と家族に話したと嬉しい報告がありました。

今回の個別ワークを通して、子どものたちの「やってみたい」を叶えることができました。
イベントや集団ワークでは、対人関係を実践を通して学ぶことができますが、個別ワークでは子どもたちの「やってみたい!」を叶え、探求心を大切にしながらワークを実施することができます。また、“できた“という達成感や、満足感から自信に繋げていくことができます。

今後もイベントや集団ワークはもちろん、個別ワークでも子どもたちの「やってみたい」を大切にしながら、支援をしていきます。

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