新進気鋭!現代アーティストによる絵画講座で気持ちを表現しよう
ヴィストカレッジ富山駅前には、イラストが得意な利用者さんが多くいらっしゃいます。
もともと絵が得意な方も、カレッジで絵を描く楽しさに目覚めた方も、日ごろのワークで季節に合った絵を描いて下さり、独自性に富んだ明るいエントランスを演出してくれています。
今回は新進気鋭の現代アーティスト、奥山純一さんを招いてアート教室を開催しました。
奥山さんはもともとヴィスト株式会社の社長をされていましたが、海外生活で多様な体験をされたことでアートに感銘をうけ、現在はアート活動をされています。
奥山さんの作品には、アクリル絵の具が使われています。
立体感のある演出でとても躍動感、存在感がありますね。
今回は“表現の自由さ”や“個々の感じ方”をお話した上で創作を始めました。
参加者の中には、普段からデジタルで絵を描いている方や、ボールペンで細やかな絵を描いている方もいらっしゃり、いつもは使わない画材にみなさん興味津々でした。
ここで、参加者の方のインタビューを掲載したいと思います。
スタッフ:なぜ参加されようと思いましたか。
アルタさん(ペンネーム):学校の芸術科目でも美術をとっており面白そうと思ったからです。
スタッフ:奥山さんの印象をお聞かせください。
アルタさん:普段は絶対会うことのない世界の方なので、驚いた気持ちが大きいです。
スタッフ:奥山さんの作品の印象はどうでしたか。
アルタさん:ピンクの絵はアイスクリームっぽいなと思いました。きらきらしていておいしそうです。
時計の作品は、人類が滅んだあとのような、浸食されているのが少し怖い印象でした。
スタッフ:アルタさんの作品では何を表現しましたか。
アルタさん:武器を描きました!好きだからです。色は赤と青と黄で偶然いい感じにまとまりました。
茶色の部分は3色+朱色を混ぜています。偶然できる色もあって楽しかったです。
スタッフ:実際アクリル絵の具で絵を描いてみて気付いたことはありますか。
アルタさん:乾くのが遅くて、乾かないうちに色を塗ると色が混ざって、それはそれでいいなと感じました。
スタッフ:他の人の作品をみて感じたことはありますか。
アルタさん:ボールペンを使っている人もいれば、水色やピンクの柔らかい色合いを選んでいる人もいて、自分と違う発想が見ていて楽しかったです。
スタッフ:最後に全体を通しての感想をお願いします。
アルタさん:自分は武器のつもりで描いたのですが、他の人から「国旗にも見える」と言われて、そう思えなくもないな、と感じました。いろいろな見方があることに気付きました。「アート」というと難しそうに聞こえるけれど、実際には好きなように描くことができて身近なものに感じることができました。
他の人の作品もエントランスに掲示してあります。是非ご覧ください。
皆さんできあがった絵をスタッフに見せてくれ、とても嬉しそうにされていました。
言語ではない表現を通して、コミュニケーションや会話に苦手意識がある利用者さんも、自身の考えていることや想いを具現化できる手段が言語だけではないということに気付くきっかけにもなったかもしれません。
今後もこのような芸術活動を盛んにしていきたいなと思います。