カレッジイベント「みんなでゲームを楽しもう」~2022年年末にみんなで遊ぼう~

今年は兎年ですね。兎年は「卯」と書き、門を押し開け中に入り込む意味があるようです。芽を出した植物が成長していき　茎や葉が大きくなる時期で、目に見えて大きく成長する年だと言われているようです。また、ウサギは飛び跳ねることから、飛躍の象徴になっています。
ヴィストカレッジ富山駅前では月に３～４回のイベントを開催しています。活動内容に興味を持った方々が集まり、年齢も性別も超えて楽しく活動をします。6人～10人くらいの中規模な集まりになりますので、意見が合う人、合わない人、感性の似ている人、異なる人が集まります。ヴィストを出て活動するため、ルールやマナーを求められることも有ります。自分の得意なことを大いに生かしつつ、少し相手を思いやるよい機会の場ともなっています。

「マリオカートをしよう！」「大乱闘スマッシュブラザーズをしよう！」

カードゲーム、ボードゲーム、オンラインゲーム等様々なゲームが存在します。最近はスマートフォンやタブレットのゲームが主流になり、持ち運んで手軽にゲームを行えるようになった反面、いつでも、どこででもゲームができることから、なかなか時間に区切りを付けられず、１日のうちの大半をゲーム時間に費やしてしまうこともよく聞きます。目に悪い、昼夜逆転を引き起こす、という声もよく聞きます。一人で行うゲームには、注意が必要ですが、大勢で行うゲームには、沢山のコミュニケーションが育まれる機会にもなります。異年齢の集団になると、「譲り合い」や「待つ」ことも発生し、声掛け一つにも相手の立場や年齢を考えて言葉を発する必要があります。ヴィストカレッジ富山駅前でゲーム活動を行うとき、ルールの一つに必ず「みんなが楽しめるようにする」というものがあります。「自分が楽しむ」ことも大事ですが、集まったみんなが「楽しむ」ために、自分ができることを心掛けて活動するという練習の場になります。

大勢でやると、声量も大きくなりますが、大きな声の声援は嬉しいものです

チーム対抗になったとき、人数が足りないときにはスタッフも参戦します。ゲームの中ではスタッフも利用者さんも関係なく、実力がある方が優勢になります。「負けたくない」という思いから、大きな声を出してしまうこともありますが、「頑張れ」という応援の声もまた、大きくなります。得意なゲームの人もいれば、初めて体験する人もいます。そんな時、自然と操作の仕方をアドバイスし合ったりできるのも素敵な時間の一つです。一人で黙々と集中してゲームを進めることも楽しいですが、ワイワイとコミュニケーションをとりながら行うゲームもまた　楽しい時間の一時です。

勝っても　負けても　笑顔。

マリオカートも、大乱闘スマッシュブラザーズもどちらも対戦ゲームなので、１位の人もいれば、最下位になる人もいます。勝てば嬉しいのはもちろんですが、負けても悔しさを引きずらずに気持ちを切り替えてすぐに次のレースに臨む姿が見られます。その中には「みんなの中で悔しがるのはカッコ悪い」、「雰囲気が悪くなるから」等、本当はすごく悔しい思いをしているけれど表に出さないようにしている姿も見られます。そんな風に周りのことを考えながら自分の態度を調整できる姿勢が育つのも集団活動ならではの光景になります。ヴィストカレッジ富山駅前では、集団訓練やイベント活動を通して、自律に向けてのスキルやルール、公共での立ち振る舞いなど社会に出たときに必要なスキルを学べる機会を提供させていただいています。
また、その方に応じた生活スキル、運動スキル、社会スキルを学べるプログラムをご用意しております。