就労アセスメントツール「TTAP」を導入する3つの理由
TTAPでは、項目別に三段階評価を行い、できることを「合格」、できないことを「不合格」とし、あと一歩でできることを「芽生え」と定義します。
TTAPでは、項目別に三段階評価を行い、できることを「合格」、できないことを「不合格」とし、あと一歩でできることを「芽生え」と定義します。
ヴィストカレッジでは、就労アセスメントツール「TTAP(ティータップ)」を使った支援計画の立案を実施しています。
今回はTTAPの内容や、活かし方をご紹介します。
TTAP(ティータップ)とは?
TTAPとは、TEACCH Transition Assessment Profileの略で、移行アセスメントプロフィールのことです。
児童期から成人期への移行準備として、興味や強みを明確にするツールです。
ヴィストカレッジでは、中高生の方へ就職・進学するための準備として、支援に必要な情報を観察などで得るアセスメントを行い、一人ひとりに合った支援や仕事を見つけるために活用しています。
さまざまなアセスメントツールがある中で、ヴィストカレッジがTTAPを選ぶのには3つの理由があります。
TTAPを利用する3つの理由
1.「直接観察」「家庭」「学校/事業所」の3方向からのアセスメントを実施できる
TTAPには、本人の作業をアセスメント(観察・評価)する「直接観察尺度」に加え、ご家族からヒアリングを行う「家庭尺度」、学校等の関係機関の方からヒアリングを行う「学校/事業所尺度」があります。
直接観察尺度では、訓練作業などを通して、児童のスキルに焦点を当てた観察を行います。
家庭尺度で、ご家族の方に聞き取りを行い、児童の強みと弱みに関する情報を得ます。
学校/事業所尺度では、学校や事業所から聞き取りを行い、児童の強みと弱みに関する情報を得ていきます。
ヴィストカレッジのスタッフよりも長い時間をともに過ごされている方々からの情報をもとに、アセスメントを行うことができます。
2.三段階評価のうち、「芽生え」に着目する
「できないことを無理にがんばる」という姿勢は、継続することに困難が生じます。
TTAPでは、項目別に三段階評価を行い、できることを「合格」、できないことを「不合格」とし、あと一歩でできることを「芽生え」と定義します。
この「芽生え」と評価された項目を重点的に支援することで、無理なく本人の力を伸ばせるという仕組みです。
3.「余暇スキル」を重視する
休憩時間の使い方や週末の過ごし方は、長く働き続けるためにとても大切な要素です。
TTAPは、職業生活に大きな影響を与える項目として、余暇スキルについても観察・評価することができます。
TTAPを実施することで得られた観察結果は、得点化するとともに詳細情報をまとめ報告書を作成します。
最終的には、その報告書をご家族や関係機関の方と共有し、支援の方向性を決定します。
「無理なく伸ばせる力」や「芽生えスキル」を伸ばす支援を行っています
ヴィストカレッジでは、一人ひとりで異なる「無理なく伸ばせる力」にフォーカスして支援を行うことを大切にしています。
その環境を整えるため、TTAPをはじめとしたアセスメントを実施しています。
詳しくは、ヴィストカレッジまでお問い合わせください。