8/5~8/7映画『プリズン・サークル』自主上映会を金沢21世紀美術館シアター21にて開催

ヴィスト株式会社は2022年8月5日(金)~7日(日)の3日間、映画『プリズン・サークル』の自主上映会を開催します。
また、8月6日(土)には、坂上香監督の講演会を実施します。皆さま、お誘いあわせの上、ぜひお越しください。
映画『プリズン・サークル』の紹介と自主上映会への想い
映画『プリズン・サークル』は、実在する「島根あさひ社会復帰促進センター」という官民協働型の新しい刑務所のドキュメンタリー映画です。
映画では実際の受刑者の人たちが「TC(Therapeutic Community=回復共同体)」というプログラムを受ける様子、心理や福祉の専門性を持つ支援員が場をファシリテートしていく姿が紹介されます。

「虐待された人でさえ羨ましいと感じるほど、家族とのふれあいは感じられなかった。人の心をつなぎとめるものはお金だけだと信じて生きていた」
「暴力をふるい暴力を受けてきた人生の中で、自分にとって暴力は人を思いのままにするための手段の一つだった」
かつての被害者が加害者になる現実。
受刑者たちは、円になって座り、対話をするなかで、自分がなぜここにいるのか、罪をどう償っていくのかに向き合います。
罪に向き合うには、犯した罪だけでなく、自分の過去にも触れていくことになりますが、TCを通して、本当に自分が大事にしているものや自分の気持ちに気づいていきます。

対話を通して自分を知っていく、回復していく。
その過程は、ヴィストが各事業で行っている支援の内容と重なります。
ぜひこの金沢、石川、北陸という地域にお住まいの方にも、対話を通して自分と向き合う、知っていく人の姿をご覧いただきたいという思いから、今回の自主上映会を企画しました。
また、この映画は撮影交渉に6年、実際の撮影に2年という歳月がかけられています。
撮影が中断しそうになったりしながらも、なんとか撮り終えたというこの映画を作られた坂上監督が、どういう思いでこの映画を作られたのか、撮影から数年を経た今どう感じているのかを講演会を通してお伺いします。
坂上香監督プロフィール

坂上香(さかがみ・かおり)
ドキュメンタリー映画監督。NPO法人「out of frame」代表。一橋大学客員准教授。
ピッツバーグ大学社会経済開発学修士課程修了。
2001年までテレビディレクター、京都文教大学助教授、津田塾大学准教授を経て2012年より映像作家の活動に専念。
劇場公開作品に『ライファーズ 終身刑を超えて』(2004)、『トークバック 沈黙を破る女たち』(2013)があり、3作目の『プリズン・サークル』(2019)は文化庁映画賞・文化記録映画大賞受賞。矯正施設などで社会とのつながりをつくるアート活動も行う。
著書に『ライファーズ 罪に向き合う』(2012、みすず書房)、『プリズン・サークル』(2022、岩波書店)など。
『プリズン・サークル』公式WEBサイト・予告編
https://prison-circle.com/index.php
自主上映会の概要
開催日・上映時間
日時 | 時間 |
8/5(金) | 13:30~16:00 |
8/5(金) | 17:00~19:30 |
8/6(土) | 10:00~12:30 ※上映後の12:30~13:00にて監督講演会 |
8/6(土) | 14:00~16:30 ※上映後の16:30~17:00にて監督講演会 |
8/7(日) | 10:00~12:30 |
8/7(日) | 14:00~16:30 |
8/7(日) | 17:30~20:00 |
(上映時間:136分)
会場
金沢21世紀美術館 シアター21
石川県金沢市広坂1-2-1 B1階
アクセス情報:https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=7
内容
・映画『プリズン・サークル』の上映会
・坂上香監督の講演会
鑑賞料金
8月5日(金)・8月7日(日)の上映 1,500円(税込)
8月6日(土)は監督の講演会付きのため1,800円(税込)
当日会場にてお支払いください。
当日ボランティア募集
本上映会の運営にあたり、当日ボランティアを募集しています。
ボランティア内容は、受付・客席誘導・清掃・消毒作業などの予定です。
ボランティアへご協力いただける方は下記フォームよりお申し込みください。