【スタッフを知る#002】根拠ある支援を軸に、本当のニーズを探す。M.Iさん/サービス管理責任者

ヴィストには「働く希望をつくる」ことへ共感する仲間たちが集まっています。
その中でも今回は、様々な業界を経て昨年の9月に入社し、自分と向き合い、周りと向き合い過ごしたM.Iさんの11ヶ月をお聞きしました。
ヴィストジョブズ(就労継続支援A型)のサービス管理責任者、新規プロジェクトのリーダーを担うM.Iさんに迫ります。
プロフィール
M.Iさん(ヴィストジョブズ金沢入江・サービス管理責任者)
障害福祉サービス全般の管理、障害のある方の就職についての相談および面談、就労に必要な知識や能力向上のための企画・運営、福祉施設や行政機関に出向き、支援に向けての打ち合わせや立案に取り組む。
ヴィストに入社されたきっかけは何ですか?
旦那の転勤で金沢に来ることになり転職をしました。
これまでの経歴でいうと、ヴィストに入る前は、印刷会社、機械メーカー、保険会社と福祉とは遠い世界で働いたこともあります。
ただ、どうしても小さい時から福祉の世界に興味があり、この業界に飛び込みました。
ヴィストに入ると決めたのは理由は、この拠点のセンター長をされている松寺さんとの面接があったからですかね(笑)
どうして、福祉の業界に興味を持たれたんですか?

なぜでしょう。
思い返すと、昔からボランティアに携わっていたりしたのが影響しているのかもしれません。
24時間テレビを見て、毎年、「携わりたいな~」とも思っていました。人のストーリーを感じるっていいなと。
入社されて11ヶ月目ということですが、振り返ってどうですか?
刺激ある11ヶ月間だったなと思いますね。
昔から興味あった分野の仕事に飛び込むことができたので。
最近は普段の支援もやりながら、新たなプロジェクトの立ち上げもしています。
干し梅プロジェクト、略して「干しプロ」です(笑)
会社って成果を出すことをどうしても求められると思うんですけど
何か新しいことに取り組みながら、自分と向き合い、周りと向き合う過程って
いつか支援にも役立ってくるんじゃないかと思ってます。
色々悩んだりもありますけど、振り返った時にいい悩みだったなと思えるように取り組みたいなと思います。
どんなことで悩んだりしますか?
ん~、色々ありますけど、やっぱり支援で悩むことが多いですかね。
支援って答えがないので。
支援で気を付けていることってありますか?
根拠ある支援が大切だと思っています。
「自分のための支援ではなく、利用者さんのための支援」とも言えますかね。
この仕事って「想いの強い人」が就いているなと感じます。
「利用者さんのために!」とか「なんとかしたい!」とか。
ただ、想いが強い分、気づかないうちに利用者さんの想いと支援員の想いが混同するときがあるんですよね。
例えば、テストの点数が低くて「点数を上げなきゃいけない」という意見があったとします。
私たちにとって大切な視点は、この「上げなきゃ」というのは、利用者さんの想いなのか、支援員の想いなのかというとこです。
利用者さんの本当のニーズが一番大事なので。
ただ、想いが強い分、知らず知らずのうちに自分の想いで支援をしてしまうことがあったりするんですよね。
そうすると信頼関係が崩れてしまったりします。
相手の言葉はもちろん、非言語のところまでしっかり感じた
根拠ある支援が大切だと思っています。
他にはありますか?

チームとしては「待つ支援をしよう」とよく言っています。
利用さんも、感受性が豊かだったりするので、話をしたかったり、かまってほしかったり・・・
色々な場面があります。
私たちも利用者さんへの想いが強いので、そういう姿を見ると、つい関わりたくなります。
だけど、利用者さんは、一般就労を目指しています。
企業で働くということを考えたとき、ここで私たちが関わることが本当の支援になるのか。
あえて、関わらず「待つ」というのも大切な支援だと思います。
今後のビジョンはありますか?

新規のプロジェクトやお金の管理などの大事な仕事も利用者さんに任せていけるようになりたいと思います。
まだまだ、支援員と利用者さんの仕事の分担には見えない壁があります。
この壁をなくしたいなと。
なくすことができれば、もっとジョブズで働いている意味を感じてもらうことができるんじゃないかと思います。
ジョブズに行けば夢が叶う。そんな場所にしたいです。