【スタッフを知る#003】自立を促すための、一線を引く支援。R.Hさん/就労支援員・センター長
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ヴィストには「働く希望をつくる」ことへ共感する仲間たちが集まっています。
その中でも今回は、ヴィストに入社し3年目を迎え、予想もしないキャリアを歩んだ、R.Hさんにお話しをお聞きしました。
プロフィール
R.Hさん(ヴィストキャリア富山中央・センター長/就労支援員)
障がいのある方の就職についての相談および面談や、就労に必要な知識や能力向上のための訓練プログラムの企画、運営、
企業や関係機関との連携などを行い、ご本人はもちろん、ご家族、関係機関、就職先の企業の方とコミュニケーションをとり、働くための環境をつくっている。
中途でヴィストに入社されたとのことですが、以前はどんな仕事をされていましたか?
前職は訪問介護の仕事をしてました。おむつ交換したり、食事を作ったり・・・。
訪問介護の仕事は楽しかったです。
お風呂に入って「きもちかったわあ」とか「すっきりしたわ」と言ってもらえたり
が嬉しかったですね。直接的なありがとうじゃないですが、やっぱりそういう声とか表情が嬉しかったです。
福祉に進まれたきっかけはなんですか?
きっかけは・・(笑)
高校を卒業するときに、大学は推薦で入れるところを目指していました。
幸い評定が高かったので、ある程度選べたりはしたんですけど、強く行きたいところとか、特にしたいことかはなくて・・・
文学部とか、経済学部とかみんなが行きたいところを私が志望すると、枠を一つ埋めてしまうのが申し訳ないなと思って・・・。
だれも希望していない福祉の学科を選んだところがきっかけです。
強く志望したわけではなかったということですが、大学はどうでしたか?
実習は楽しいなと思いました。話をしたりとか。
ただ、夜勤は無理だと思いました(笑)
その中で訪問介護にいって、訪問介護が面白いなと思いました!
夜勤ないし、人の家に行くのが楽しい!と。
なぜ人の家に行くのが楽しいと?
素のままのその人を見れるのが楽しかったです。
デイサービスとかだと、家からきているので、どっちかというと、よそ行きな感じなんです。
よそいきの服を着て、よそいきの表情をして。
家の場合は、その人の城だったりするので素のままが出ていて、その人と関わっている実感が大きかったです。
成り行きでこの業界で進んだ割には続いているんじゃないかなと、自分でも思います(笑)
就労支援に携わった経緯は?
近くの人が、精神疾患があって、何かできないかと思って色々、動いてはみたんですけど
サポートとかアドバイスできることがそんなにないなと感じて・・・
私が色々知っていたら良かったのかな?とか思う反面、
本人はそんなこと求めてなくね?とか色々考えてました。
ただやっぱり知識はあって損はないかなと思ってヴィストで就労移行に携わるようになりました。
ヴィストでの2年はどうですか?
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振り返るとヴィストでの2年もコロコロと転がってきました。
初めはサービス管理責任者になる予定だったのが、あれよあれよとセンター長に(笑)
予想もしていない方向ですね。
私でいいのかい?って思う気持ちもあります。
なにか決める時も私一人で決められないので、みんなに聞いてもらったりしてます。
センター長らしくないセンター長です(笑)
就労移行の面白みはどんなところに感じますか?
企業を開拓して、利用者さんとつながったりしたら面白いですかね。
ちゃんと仕事したかな!って感じです。まあ道のりは長いんですけど。
ただ、正直そんなに人間に興味がないかもしれません(笑)
でも、だからこそできる仕事かなと思うんです。
人間に興味がないからこそできる仕事なんですか?
興味があり過ぎると、感情移入しちゃいません?
それって支援者じゃなくなるのかなと。
適度に興味があるくらいがちょうどいいかなと思って。
一線を引いて支援するというか。
一線はどこで引いているんですか?
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んー。んー。
なるべく私が決断をしないようにしているかもしれないです。
もちろん、いろんな情報は利用者さんにお伝えします。
こんなパターンとか、あんなパターンとかありますって。
ただ、決めるはあなただよねって。
あくまでも決めるのは利用者さんなので、そこで一線を引いています。
企業とのコミュニケーションで大事にしていることはありますか?
「ははは」って笑って帰ってきてるだけかも(笑)
あー、でもとりあえず
企業さんよりもでなく、利用者さんよりでもなくは心掛けています。
企業さんにも願いとか都合があって、利用者さんもそれがあって。
それぞれの間のちょうどいいとこを探して、すり合わせていくのが私だったりすると思うので。
お互いにとってどういう存在でありたいですか?
フットワーク軽く話ができる存在だったらいいなと思いますね。
企業さんには見学に行ったりだとか、利用者さんからは気軽に色々な想いとかこと話てもらえたりだとか、そんな感じかなと思います。