日本LD学会にて「放課後等デイサービス事業所が取り組む連携と支援」をテーマに発表!

11月9日、10日の2日間、横浜市で開催された「一般社団法人 日本LD学会」にヴィストカレッジのメンバーが
参加をしてきました。

一般社団法人 日本LD学会とは?

一般社団法人 日本LD学会は、LD(学習障害)・ADHD(注意欠如多動性障害)などの発達障害に関する
研究・臨床・教育の進歩向上を図るとともに、LD等を有する児(者)に対する教育の質的向上と福祉の増進を
図ることを目的に、1992年に設立された学術研究団体です。

今回、「放課後等デイサービス事業所が取り組む連携と支援」をテーマに4つの事例を発表させていただきました。
どの事例も目的は「子、や家族の希望を叶えながら、多職種が連携をし過ごしやすい生活を目指すこと」です。

事例紹介

事例の一つである「放課後等デイサービスでの就労移行支援との連携」については、
公立の高校に通いながら一般就職を目指すAさんの事例について話題提供を行いました。

高校生のAさんは、発達障害の診断があっても「一般就職をしたい」という希望が強くありました。
Aさんを中心に家庭や学校、地域、就労移行支援事業所との連携を図ります。
多色種が情報共有をしながら連携を図ることで、Aさんの希望であった一般就職の希望を叶えることができました。

もう一つの事例として放課後等デイサービスに通う子どもたちを対象に「富山県放デイゆるゆる運動会」
開催した事例について話題提供を行いました。

綱引きや障害物走など一般的な運動会の種目を、その時の気分によって参加をすることができます。
よって、待ち時間なく楽しみたい時に参加をすることができます。

第1回目は100名の子どもたちが参加をし、思い思いにゆるゆる運動会を楽しまれていました。
ゆるゆる運動会の企画から多くの関係機関や放課後等デイサービスが連携をすることで開催まで至ることができました。

4つの話題提供をした後は、会場のお客さんよりたくさんのご質問をいただきました。
また、今まで行ってきた支援を多くの人へ向けて発表をすることで、取り組みにも興味を持っていただきました。

初めてLD学会に参加して

LD学会では、支援の発表をする場だけではなく外部とのつながりを持つことができたり、
いろんな支援の学びについて触れる場でもあると体感をしました。
今の支援に満足するではなく、利用者さんのニーズに応えながらよりよい支援を今後も追求していきたいと思います。

今回、初めての参加となったLD学会でしたが自分たちの支援を見直し、
多くに人に聞いてもらうとても貴重な経験になりました。
来年は、大阪にてLD学会が開催される予定です。今回の学びを糧に来年もLD学会での発表をめざしていきます。