ヴィストカレッジ富山県庁前「視知覚」に対する支援の紹介!

ヴィストカレッジ富山県庁前(放課後等デイサービス)の個別ワークで実施している、
「視知覚」に対する支援を紹介します。

小学校に入学すると字を書くことが求められます。
ヴィストカレッジ富山県庁前を利用されている方は、主に小学校1年生~4年生の子どもたちです。
小学生になると、ひらがなやカタカナ、そして漢字の学習が始まります。

また、少しずつ文章を読むことも求められ、学年が上がるごとに求められる内容も難しくなっていきます。
字を書くためには椅子に座り続けること、鉛筆を持ち続けること、字の形を捉えること、
見ながら書くこと、力の調整をしながら鉛筆を操作すること、マスの中に書くこと、
時間内に書き終えることが求められます。

今回は、この中でも「字の形を捉えること(視知覚)」促すための支援を紹介します。

間違え探し

子どもたちの理解度に合わせながら、絵もしくは字の間違い探しを提供させていただいています。
絵や字の違う部分に気づくことは、形の違いを把握するための第一歩になります。

文字には「ね」「わ」「ぬ」「め」「類」「数」「委」「季」など、
似ている文字がたくさんあります。
まず書く前に、違いに気づくことが大切になります。

点描写

子どもたちの字の習得状況に合わせて、以下のような点描写を実施しています。
点描写では見本を見ながら同じように書きます。

線の方向性(上下・左右・斜め)を理解したり、線と線との関係性を見つけ、
文字を構成している全体における位置関係の把握を促したりすることができます。

レベルに合わせて、上下や左右のみから、斜めの要素を取り入れたり、点の数を増やしたりすることで
段階付けしながら課題を提供させていただいています。


引用:「ちびむすドリル」

マスとチップ課題

また、マスとチップ課題では、見本を見ながらチップが置いてある位置を確認したり、
複数であればチップの位置関係を把握したり、位置関係を記憶することを促すことができます。
位置関係を記憶することは字を覚えるために必要になります。

点描写と同様にマスの数を増やしたり、斜めの要素を取り入れたりすることで段階付けができます。
また、チップを置くことから鉛筆で記入する方法に変えたり、見ながら実施することから
覚えて実施する方法に変えたり、子どもたちの状況を見ながら課題を提供させていただいています。

子どもたちのつまずきに気づき、楽しく支援を提供

今回は、支援の一部をお伝えしましたが、子どもが「楽しそう、やってみたい」と
思うような課題を提供するように心がけています。

「できないからワークをしている」というのではなく、
「楽しいことをしていたら、できるようになっていた」というのが、
子どもたちの本来の能力を伸ばしていくために必要な考え方だと思います。

ヴィストカレッジでは、子どもたちが楽しいことを行っている中で、
成長していけるようにサービスを提供し続けていきたいと考えています。

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