ヴィストカレッジ金沢駅前 出張授業 in 富山県立中央農業高校

寒暖差の激しい日々ですが、天気予報では雪マークを見かけることが増えてきました。

先日は、ヴィストカレッジ金沢駅前(放課後等デイサービス)のスタッフが、
富山県立中央農業高等学校にて授業を行いました。
富山県立中央農業高等学校は、毎年性教育講座を開催しており、今回の授業はその一環です。
今回は、センター長・山崎が、「男女のコミュニケーション」について授業を行いました。

その一部をご紹介します。

総勢58名の生徒さんを前に、わくわくする山崎センター長。
社会心理学を研究してきた経験を生かし、高校生に向けた異性との適切なコミュニケーションを促す授業を行います。
普段ヴィストカレッジで提供する訓練を、90分間のロングバージョンに改変して実施します。

からだの性別・会話の性別

からだとこころの性別が一致しないことは、珍しくはありません。普段の何気ない言葉にも、自分が持っているこころの性別が現れています。
これを「会話の性別」と呼んでいます。

「昨日、学校で遠足があったんだよ」と話しかけられたとき、みなさんはどう答えますか?

「そうなんだ」「楽しそう」…最初にこのような言葉が出てきますか?あなたは共感タイプ(会話の性別:女性)です!
「どこに行ったの?」「それでどうしたの?」…こう問いかけますか?あなたは課題解決タイプ(会話の性別:男性)です!

参加した生徒さんの回答は、なんと真っ二つ!でも、正解はないので大丈夫です。
重要なことは、これらを上手に使い分けることができるようになることです。

からだの距離・こころの距離

向かい合って話すとき、みなさんは相手とどのくらいの距離をとりますか?
スタッフ同士が実演しながら、適切な距離を考えます。
「もっと近づいても大丈夫!」
「え~近すぎ!」
生徒さんからはさまざまな感想があがってきます。

話をするときの適切な距離は?簡単な覚え方は「腕一本」です。

恋愛のタイプ

アイスブレイクとして、自分の恋愛タイプを考えます。
恋人に何を求めるか、6コの条件から1コだけ選んでもらいます。
まっすぐな愛情?見た目?自分の時間を邪魔しないこと?などなど。
先生にもご参加いただき、グループに分かれて相性診断をお伝え!

自分の持っている「恋愛感情」を言語化して認識することは、他者感情を考えるきっかけになります。

恋愛に役立つ豆知識

最後に、異性と関わるときに役立つ心理学をご紹介。
異性に興味を持つことは悪くありません。むしろ自然なことだと思います。
問題になるのは、そんなときにどんな行動に出るかということです。

「少し距離があるほうが、お互い良い関係を続けられる」ということを、具体例を使ってお伝えします。

「あ~なるほど~」
「たしかにそうかもしれないですね!」

生徒さんの反応がもっとも大きかったのは、
「ドラマの中で、CMをどこで入れるべき?」というお話。
この話は、実は男女のコミュニケーションのあるべき姿に近づくヒントとなっています!

90分間のロングランでしたが、問題を解いたり、発言したり、体を動かしたりすることで
最後まで生徒さんは集中して授業に臨んでくれました。

異性との関わり方は、学校生活や社会生活で上手に立ち振る舞うための重要なスキルです。
このようなコミュニケーションスキルは、国語や数学といった勉強に負けず劣らず大切なものです。
ヴィストカレッジでは、地域の皆様と一緒になって小中高生の方のスキルアップに努めていきます。

ヴィストカレッジ金沢駅前では上記のような「出張授業」をはじめ、外部の方と「つながる」取り組みを大切にしています。
また、普段の訓練では、将来の就労に向けたさまざまな取り組みを行っています。

見学・相談は随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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