このような時期にヴィストカレッジができることは?心療内科医の明橋大二先生をお招きしオンラインセミナーを開催しました

自粛期間、おうちにいる時間が長いことで
「休校中で子どもがずっと家にいるため新たな悩みができてしまった」
「「外に出るのが怖いから悩みを相談できない」
といったこの時期ならではの困りごとが聞かれるようになりました。

「三密」を避けながら安心できる環境で、保護者のみなさまの声にお応えする方法がないか、
今こそ皆さまとつながるためには何ができるのか、ヴィストカレッジのスタッフで検討しました。

そして5月30日、ヴィストカレッジ初のオンラインセミナーを開催しました!
参加者の皆さんはご自宅からパソコンやスマートフォンを通してご参加されました。

今回はその内容を一部お届けし、実際に参加してくださった保護者の皆さまや
運営に関わったスタッフやからの感想をお伝えします。

皆さまは『ハッピー子育てアドバイス』をご存知でしょうか。シリーズ累計500万部を超えるベストセラーです。
こちらの執筆をされた明橋大二先生をお招きし今回のオンラインセミナーが行われました。
また、明橋先生は真生会富山病院の心療内科部長をしておられます。
ヴィストカレッジのセミナーには以前も登壇していただき、
現在はヴィストカレッジ富山県庁前の関係医療機関としてご協力いただいている先生です。

実際にあった質問と明橋先生の回答を一部共有します。
※個人情報となる内容は伏せ、回答についても編集を加えた形で記入しておりますことをご了承ください。

Q.新型コロナウイルスによる自粛生活で学校に行きたがらない子どもへの
対処方法を教えてください。

A.学校に行きたくないのは自粛による怠け癖がついたのではなく、
お子さんにとって学校に行くのに何かつらい理由があるではないかと考えます。
学校に行きたくない理由を知ること、学校や幼稚園・保育園の先生と相談することで
行きたくない理由が解決され、お子さんにも保護者のみなさんにも安心感が与えられるのではないでしょうか。

Q.HSPの子どもがよく癇癪をおこし親としてもイライラして怒鳴ってしまうことがあります。
おおらかに物事を流すコツを教えてください。

A.お子さんが癇癪を起す場合は、親御さんが気持ちを受け入れてくれるという関係ができているということです。
子育ての問題の9割は時間が解決してくれます。
親の育て方が悪いのでも、子どもが悪いのでもなく、お子さんがたまたまその成長のプロセスのあるということです。
周りの人に助けを求めて自分のケアを大切にしてみてください。
人にぜひお互いの違いを理解して境界線を引き自分は自分と割り切って考えてみてください。

企画スタッフにもインタビューをしました!

Q. なぜオンラインセミナーにしたのですか?

A. このような時期でも、オンラインであればどなたでも安心して参加できるのでは、と思い企画させていただきました。

Q. 参加者の皆さまからの当日の反応はどうでしたか?

A. チャットを使用して先生に質問ができた、相互的なやりとりがあり満足、とのご意見を多くいただきました。
また質問への回答にじっくり時間を割いていただけたのでスッキリした、とのご意見もいただきました。

Q. 今後どのような形で続けていきますか?

次回も開催したい、とのお声を多数いただきました。オンラインセミナーも今後も継続する予定です。
アンケートをもとに、皆さまのお役に立てるような講演内容を今後も考えてまいります。


ヴィストカレッジでは関係機関との連携を大切に日々の支援を行っています。
また、保護者支援のひとつにこのようなセミナーを定期的に開催しています。

次回は8月8日(土)14:30よりオンラインセミナーの実施を予定。
講師にはヴィストカレッジ富山県庁前所属の作業療法士のスタッフより『感覚統合』の視点から、
就学前~小学校低学年の子どもたちの運動の発達の仕方や遊ぶことの大切さ、
子どもたちとの遊び方をご紹介する内容です。

ヴィストカレッジに通所のないご家庭の皆さまのご参加も大募集です。
ぜひ次回もお楽しみに!