【児発管ARASHIの独り言】ビー玉1つが妨げに? ~事前準備の大切さ~

ヴィストカレッジ金沢駅前(放課後等デイサービス)で児童発達管理責任者をしております、嵐(あらし)です。
「児童発達管理責任者」って長い職名ですよね。通称「児発管(じはつかん)」と呼ばれています。
みなさん、どんな仕事をするかご存知ですか?

児発管は、簡単に言うと「児童支援の責任者」です。

ビー玉1つが妨げに?

支援をする際に一番大切なことは何だと思いますか?それはずばり、「事前準備」です。
ここでその日の訓練がの出来が80%決まります。

自閉症スペクトラムの特性の一つに、聴覚からの情報に比べ、視覚からの情報の方が優位な視覚優位があります。
当日の訓練内容を文字やイラストで表すことや、活動の手順書を用意し視覚的配慮を行うことで活動の見通しを
持つことができます。

しかし、裏を返せば視覚からのヒントを得ながら生活している方にとって、活動に不要なもの、
例えばビー玉やゴミが1つあるだけで、それが気になり活動の妨げになる恐れが十分にありえるのです。

「たまたま床に落ちていたビー玉やゴミなんか気にしない」
「第一、ゴミなんかそこらじゅうに落ちているじゃないか」
とお思いの方もいらっしゃるかと思います。

しかし、ビー玉が目に入ったばかりにビー玉で遊び続けてしまい訓練に参加できなかった。
ゴミが気になり、部屋の片づけを始めてしまった。など、こういった事が起きる可能性は十分にあります。
有意義な訓練の時間を過ごしていただくために、事前準備の際には、ありとあらゆる可能性を考えています。

段階を踏んで、刺激の多い環境へ

ここで一つの疑問が上がります。
「刺激の全くない空間じゃないと活動できないの?」
そんなことはありません。刺激の多い環境で活動していくには、段階が必要です。

・最初の段階 「支援とは無関係な物がない、配慮された環境」に慣れます。
・次の段階 「支援とは無関係な物がある環境」での訓練を行います。

無関係な物がある環境で、どのように配慮すればそれを気にすることなく活動できるのか?
これを検討していくこともまた、支援の一つです。

ヴィストカレッジ金沢駅前では、一人ひとりの特性に合わせた支援を行っています。
見学・相談は、随時受け付けています。お気軽にお問合せください。

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