まちなかにもある自然を見つけよう【フィールドビンゴ】

夏、真っ盛りの気候が続いていますね。
利用者さんたちは夏休みに入り、海や山などで自然にふれあう機会が増える時期になりました。

自然に触れるには遠くへ出かけなければと思いがちですが、カレッジ富山駅前がある街なかでも自然を感じることができるネイチャーゲームというものがあります。

ヴィストカレッジ富山駅前にはネイチャーゲーム指導員の資格を持つスタッフがおり、以前にも集団ワークで行っています。
今回は、個別ワークで行っているフィールドビンゴの様子を紹介いたします。

フィールドビンゴとは?

「ネイチャーゲーム」は五感を使って自然を感じ、自分が自然の一部であることに気づくアクティビティです。
アクティビティは170種類以上あり、「フィールドビンゴ」はそのひとつです。

用意したフィールドビンゴのマス目には「アリ」「こけ」「白いもの」と目で見て見つけるものや、「鳥の声」「あまいにおい」「くすぐったいもの」といった、聞いたり、嗅いだり、触ったりすることで確認する項目があります。
それらを外に出て、カレッジの周辺にある自然物の中から見つけに行きます。

カレッジ前の植え込みです。


高校1年生の利用者さんは早速、並木の幹にある「こけ」を見つけました。


植え込みの葉っぱを触ってみると「すべすべしたもの」


電柱の根元から生えているネコジャラシ(エノコログサ)を触ってみて、「くすぐったいもの」を見つけました。
植え込みの狭い範囲でもいろいろと見つかります。



カレッジ近所の小さな公園にも行き、さらにいろいろと見つけることができました。

外に出かける前に、カードを見てもらい、どんなものが見つかるか予想してもらったのですが、
「こんなコンクリートだらけの所に見つからないよ」と話されていたのですが、外に出て15分後には、「案外、いろいろと見つかるもんですね」と話しておられました。

このフィールドビンゴは同じ場所でも、時間帯、季節が変わると見つかるものも変わってくるのも楽しさのひとつです。

五感を養うことの大切さ

唐突ですが、人間は食べなければ生きていけません。
本来、人間にある感覚は、狩猟や、木の実などを採取した食べものをまず、目で見て食べられそうか確認。
そして触ってみて硬いか柔らかいか感触を確かめ、実などは手で叩いた音を聴いて中の様子を想像し、匂いを嗅いで腐ってないか考え、実際に食べて、舌で味を感じ、苦かったりピリピリしたりしたらすぐに吐き出すといったように、安全なものを食べられるように備わっています。
そう考えると、現代では、五感を使う機会は少なくなっているかと思います。
だから尚更、意識的に五感を使い、養うことは大事だと思います。

今後もネイチャーゲームなどのワークを通して、新たな発見ができるサポートをさせていただきます。
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