満員御礼!就労支援セミナー「ノイローゼにならない、させないためのストレス対処法」

2017/7/1(土)に開催した就労支援セミナー「ノイローゼにならない、させないためのストレス対処法」
定員を超える53名の方にご参加いただきました!

今回の講師は精神疾患について豊富な知識をお持ちの金沢大学病院精神科局長の長澤達也氏。

その好評をいただいたセミナーの内容の一部と、参加者の方からの質問をご紹介いたします!

今回の就労支援セミナーのキーワードは「ノイローゼ」と「ストレス対処」。

このキーワードを軸に
・精神疾患とノイローゼの違い
・「不安」について
・パニック障害や社会不安障害など具体的な症状について
・ノイローゼにならない為にすると良いこと
等をお話していただきました!

ノイローゼってなに?

ノイローゼとはドイツ語のNeurose(神経症)をカタカナに表記したものだそうです。
不安な気持ちや怖い気持ちなどのストレスにより、不安障害、パニック障害、
睡眠障害につながってしまうとのこと。

病気や障害につながらないためにも、不安などの気持ちへの対処が必要になるんですね。

ノイローゼにならない為にすると良いこと

アサーションやストレッチ、迅速に行動すること、ルーティンをつくること、
その他「行動療法」などの存在を教えていただきました。

※アサーションとは
 相手も自分も大切にしながら、自分の気持ちを誠実に率直に伝えるコミュニケーションの方法。
 より良いコミュニケーションスキルを目指しヴィストの訓練プログラムでも取り入れています!

参加された方からの質問

参加された皆様からも多数の質問があがり、長澤先生には各質問に丁寧にお答えいただきました。
その一部分をご紹介します!

Q「家族にうまく気持ちを伝えられない時があります。どうしたらいいですか」 

A「意見を言う時には『3つのA』を意識してみてください」 

[3つのA]

まず謝る(Apologize)  
完璧でない事を認める(Acknowledge fallibility) 
意見を認め合う(Agree) 

Q「他人と自分を比べて落ち込んでしまうことがあります」 

A「自分に自分の長所を問いかけてみましょう。他の方に尋ねてみても良いですね」 

Q「あがり症の為人前に出ると、ドキドキしてしまいます。何か対処法はありますか」 

A「腹式呼吸をしてみましょう。また失敗しても命までは取られないという意識も大切ですね」 

他にも多くの質問がありました。
皆様が何か1つでも今お悩みのことに対しヒントを持ち帰れていると幸いです。

今回のセミナーには支援関係者の方々、当事者やその家族の皆様、
そして企業の方々も参加をしてくださいました。
私たちヴィストも就労支援セミナーを通し、障害に対する理解の促進や、
地域の皆様が活用方法を知る機会、また繋がりが持てる機会をつくっていきたいものです。

今回のように、多方面から多くの方に参加していただけることで
「障害のある方の働く希望をつくる」ことに繋がる活動になればと考えています。

ユニークで大変分りやすい講演をしていただきました長澤先生、本当にありがとうございました。

また次回の開催も予定しています。
案内についてはホームページやSNSなどでも行っていきますのでご確認ください。