11/28開催のオンラインセミナー「友達との良好な関係性の築き方」の内容を共有します!

こんにちは。
昨年は、ヴィストカレッジの環境に大きな変化があった1年でした。
今年も新たな取り組みをしていきたいと思います!

ヴィストカレッジ金沢駅前(放課後等デイサービス)では、
2020年11月28日に第3回保護者向けオンラインセミナー
「友達との良好な関係性の築き方」
を開催しました。

セミナーでは、金沢大学 子どもこころの発達研究センター特任教授の田中先生より
特性によるコミュニケーションの苦手さや難しさについて、分かりやすく解説をしていただきました。

また、友達づくりや、より良い関係性づくりをするための
「PEERSプログラム」についても映像を通してご紹介くださいました。

仲間からの受容グラフ

PEERSプログラムの効果検証

田中先生への質問と回答

セミナーの後半では、事前にいただいた質問や
当日の質問への回答もお話いただけましたので、みなさまにも共有いたします!

※個人情報となる内容は伏せて、回答についても
編集を加えた形でありますことをご了承ください。

Q1.小学生の息子には友達が一人もいません

趣味が周りの児童と合わないのか、本人には友達と知り合いの境界線が難しいのかもしれません。
自然に友達ができてくるのを待つのがよいか、親としてどのような行動をとったらよいのか教えてください。

A. お子さんは趣味をおもちとのことで、好きなことがあるのはとても良いですね。
まだ小学生ということもあり、“友達“とはどういうものか、認識が難しいのかもしれません。

さまざまな趣味を持つことで、インターネット上でも交流がもてる時代です。
同じ趣味をもつ方と、友達になりたい、友達がほしいと思った時に
必要となるコミュニケーションスキルを学べるのがPEERSです。
今のうちに、そのような力をつけておくのもひとつかと思います。

Q2.子どもがネット上だけの関係で仲の良い方がいて、それで満足しているとのことです

親としてはもっと直接のコミュニケーションをとってほしいのですがどうしたらよいのでしょうか?

A. 全く知らない相手の場合、安全な相手かどうかわからないので注意が必要ですが、
オンライン上のお友達から刺激を受けて、社会へ一歩踏み出した人もいますので、
ゲームのチャット機能などでの関わりがあるのも良いのではないかと思います。

まずは共有しているその場所でのコミュニケーションを大切にして、
次に実際に遊ぶなどのステップにつながることもあるかと思います。

また、直接のやりとりでは関わることが難しい理由を探ってみる必要もあるのかもしれません。
放課後等デイサービスなどの関わりの場をお持ちでしたら、
その中で共通の趣味や興味のある人や気の合いそうな人を探す、
そこで仲良くなることも視野に入れてみるのはいかがでしょうか。

Q3.子どもに「友達って必要?」って聞かれて困ってしまいました

先生ならなんと返答しますか?

A. まず、その質問をされるということはお母様との信頼関係があってのことだと思います。
このお子さんも、どういう間柄のことを「友達」と言っているか確認する必要があると思いますが、
私がお答えするとしたら
「友達の存在は大きい、一生にひとりくらい信頼できる友達ができるといいかもね」と伝えるかなと思います。

友達の定義について大人と一緒に考える機会も大切かなと思います。
PEERSでは、友達は選択であること、友達の質についてもセッションの中で学びます。

当日はいくつも事前質問がありましたが、田中先生は一人ひとりに丁寧に回答してくださいました。
スタッフも考えさせられるとても良い機会となりました。
当日ご参加、質問してくださったみなさまありがとうございました。

これからもセミナーを開催します!

このようにヴィストカレッジは定期的に保護者様や支援者向けのセミナーを開催しております。
最近では新型コロナウイルス拡大防止のためオンライン上で
自宅から安心してご参加いただけるセミナーとなっております。

ヴィストカレッジに通所されていないみなさまのご参加も大歓迎です。
ぜひお気軽にご参加ください!

また、ヴィストカレッジ金沢駅前・西金沢駅前では、利用者さんを募集しております。
見学・体験を無料で行っておりますので、ぜひお問い合わせください。

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