仕事体験「木工作業」大切な『 おしえて(援助要請)』を伝える
2020年11月13日(金曜日) | ヴィストカレッジ富山駅前
徐々に肌寒さを感じるこの頃ですね。
まだ寒さに慣れていない分、急な温度差による体調の変化が出やすい時期です。
暖かい服で調整しながら元気に過ごしましょう。
ヴィストカレッジ富山駅前(放課後等デイサービス/中高生向け)では、
「カレッジワークス」という会社を設定し、
様々な仕事体験の機会を利用者さんに提供しています。
今回は「木工作業編」になります。
製作するものは「CDケースの収納ボックス」です。
作成するには…
□CDケースのサイズを測る
□設計図を作る
□設計図に合わせた木材を用意する
□木材を採寸し、カットする
□ボンドを使って接着する
□紙やすりで磨く
□塗装をする
と、本来ならば様々な工程がありますが、
今回は分業制ということで、すでにカットしてある木材を使って
ボンドで接着する工程を行っていただきます。
作業開始!
①接着面にボンドをつける
②締め付け器具を取り付ける
ここまできたら、上司役であるスタッフに
「○○さん、締め付けまで完了しました。確認お願いします」と報告します。
完了していなくても、終了時刻になったら
現状を上司に報告します。
こうして報告の体験を重ねていきます。
ボンドで接着します。
テキパキと作業される方、じっくりと慎重に作業する方など様々です。
ボンドで接着した後は、締め付け器具を使って圧着します。
この締め付け器具は、スタッフの知り合いの家具職人さんからお借りしました。
分からないこと
普段あまり使う機会のない、この締め付け器具。
使い方が分からないときは、
「○○さん、使い方を教えてもらえますか?」とたずねます。
分からないことをたずねるのは勇気のいることですが、
「援助要請」は実社会でも大切なコミュニケーションのひとつです。
利用者さんの中には、
分からないことを聞けずに
どうしたらいいのかと悩みながらも
自分なりの解釈で使われる方もいました。
たずねるのは恥ずかしい。
怒られたらどうしよう。
「おしえて」と相談せずに
事を進めて事態が混乱することもあります。
スタッフは利用者さんの様子を見ながら、
こんな時は、どのようにたずねればいいのかをお伝えしていきます。
ヴィストカレッジ富山駅前では、
仕事体験を通して、将来の就労をイメージしやすくし
意欲的な生活ができるように支援しております。
ヴィストカレッジでは失敗もOK!
まずは体験してみようと思える環境を提供しています。