北陸中日新聞に掲載されました。

8月21日の北陸中日新聞朝刊に、ヴィストの記事が掲載されました。
 
ヴィスト金沢センター中日新聞に掲載
 

うつ病、発達障害者など就労支援、息長く

 
金沢・広岡に新施設
 
うつ病や統合失調症などの精神障害、発達障害の人たちの就労を支援する「ヴィスト金沢センター」が、9月3日に金沢市広岡にオープンする。20日には利用者説明会が同市北安江の金沢勤労者プラザであり、当事者、ソーシャルワーカーら20人が参加した。センター長の奥山純一さん(28)は「就職するだけでなく、働き続けられるような息の長い支援をしていきたい」と話している。
 
センターは市が指定予定の障害福祉サービス・就労支援事業所。生活支援員、就労支援員やパソコン講師ら6人が指導にあたる。
 
自己分析や障害への理解を深める「セルフマネジメントコース」と、早期に就職を目指す「キャリアデザインコース」を用意。名刺交換の仕方を学ぶ講座からコミュニケーション能力を磨くワークショップまであり、さまざまな技能を身に付けられる。その後、職場実習を経て、最終的には一般企業への就職が目標。
 
受講期間は人によって異なるが最短で6カ月、最長で2年。就職後も定期的な職場訪問や面談を通して、働き続けられるような後押しを目指す。
 
受講できるのは障害者手帳や自立支援医療受給者証を持っている人。公的な福祉サービスになるため、利用料金の自己負担額は1割程度で、前年度の課税所得に応じて異なる。
 
奥山さんは4月まで、市内の人材派遣会社で勤務。そのときに、働きたくても就職先が見つからないうつ病や発達障害の人たちに出会ったことが、センターをつくるきっかけになった。「これまで培ったノウハウや人脈を生かした就労支援ができれば」と意気込んでいる。
 
説明会は21、24、27日にも金沢勤労者プラザで開かれる。時間は午後2時から。要予約。問い合わせは、ヴィスト金沢センター=電076(227)9617=へ。 (酒井ゆり)