ほめられ上手になろう!訓練プログラム「アサーション」をご紹介!

ゴールデンウィークを目前に控え、うきうきしている今日この頃。

さて、みなさんはほめられると困惑することはないですか?

ヴィストキャリア富山中央では、「アサーション」の訓練プログラムを隔週行っています。
今回は、その中の“ほめめられ上手になろう”という講座をご紹介します。
どういう反応が適切なのか学ぶアサーションを紹介します。

“アサーション”って何?

アサーションとは、『自分の気持ち・考え・意見・要望などを伝えたいときは、自分も相手も大切にして、
なるべく率直に・正直に、その場に合った適切な方法で伝える自己表現』のことです。

その根底には、人間一人ひとりが異なる価値観や考えがあり、表現することを基本的人権として
大切にしようとする理念があるからです。

また、アサーションは自分だけでなく相手の権利でもあります。

アサーションは思い通りに相手を動かす表現スキルのことと誤解されることがありますが、そうではありません。
相手も自分も大切にする表現や、それを目指す態度をも含む生き方ともいえます。

アサーションのスキルが身に付くようになれば、“頼まれごとをしたときに断る方法”
“人との会話の始め方”などが、上手に行えるようになります。

アサーションのスキルは、生まれながら備わっているものではなく、
幼いころからの実行の積み重ねにより身に付くスキルです(習慣、癖)。

そのため、アサーションは性格ではなく、訓練(練習)で身に付けることができます。

今回のテーマ「ほめられ上手になる」には

みなさんは、人からほめられるとどんな気持ちになりますか?
利用者さんからは、“うれしい”“いい気持ち”“照れる”“元気になる”
などの回答をいただきました。

人からほめられることは、自分を認めてもらうことであり、
自己肯定感(自分をポジティブに認めること)や
自己有用感(自分の存在が周囲の人の役に立っていると感じること)を育むことに繋がります。

自分は認めてもらえている(価値がある)と感じることで、
人にも優しくでき豊かな人間関係を築くことができるようになります。

ほめられ上手になるポイント

そこで、ほめられ上手になるポイントをいくつかご紹介します。

①自分自身を褒めてあげる習慣をつける
②どんな些細なことであっても、褒められれば嬉しく受け取る
③「いいえ」の代わりに「ありがとう」を使う
がポイントになります。

これらのポイントをふまえ、事例を参考にしながらロールプレイングをして練習をしました。
また、ほめられた時のポイントも意識しながら行っていきました。
ロールプレイングを通し、
「ほめられると、とても嬉しかった!」
「ほめられると照れてしまって、“ありがとう”がなかなか言えないから、お礼を言うのを意識していきたい」
などの感想をいただきました!

ヴィストキャリアでは、就労に向けたプログラム内容を豊富に取りそろえています。
利用者さんそれぞれの課題に合わせて、プログラムを選択していきます。

体験・見学は、随時受け付けておりますので、お気軽にお問合せください。

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参考書籍:「よくわかる臨床心理学 改定新盤」(下山 晴彦著)