企業内訓練「こまつな菊ちゃんハウス～カリフラワー畑で収穫作業！～」
2020年8月3日（月曜日） | ヴィストキャリア富山駅前
蒸し暑い日が増えるなか皆さんいかがお過ごしでしょうか？
ヴィストキャリア富山駅前(就労移行支援事業所)では暑さに負けず、「こまつな菊ちゃんハウス」での企業内訓練に
参加してきました。
今回もたくさんの気づきがありましたので、訓練の様子を紹介します！
今回はカリフラワー畑での収穫作業を行いました。
晴天に恵まれ、風も涼しく作業しやすい環境でした。
選定作業
まずは収穫するカリフラワーを選定していきます。
生育状況にバラつきがあるため、小さなものは収穫せず育てます。
目安は親指と人差し指で「Ｌ」の形を作り、それより大きいサイズを収穫します。
これは少し小さい…
これはOk！
葉っぱに隠れているので、パッと見るだけでは難しい…。
しっかり手で確認します。
茎を切る
選定したら茎を切って収穫します。
茎の細い部分を切ると切りやすいので、ハサミを入れる部分を見極めて作業します。
根っこを抜く
収穫した後の根っこもきれいに取り除きます。
根っこには土がたくさんついているので、ふるって落としてからカゴに捨てます。
土がついていると運ぶときに重たくなり、疲労して作業効率が落ちてしまいます。
余分な葉を落とす
製品として出荷するために周りの余分な葉を取り除き、葉の長さも切り揃えます。
ここでカリフラワーを傷つけたり、葉の切り方を間違えると製品として扱えなくなるため重要な工程です。
まずは外側の葉を落としていき、カリフラワーに一番近い部分の葉は残します。
簡単なようですが、うっかり切りすぎてしまうこともあり、集中力が必要です。
それができたら、葉の先端をカリフラワーの高さに揃えて切ります。
この時にハサミの先端をカリフラワーに向けないように注意します。
「ここで間違えると製品にならないので気が引き締まります」と話す利用者さんもいらっしゃいました。
製品と廃棄物を運ぶ
葉を切りそろえたら、製品と廃棄部分を分別して籠に入れて運びます。
葉にはビニール紐が結んであり、葉や根と一緒にしないよう注意し分別して回収します。
収穫作業が進むにつれカゴが重くなりますが、頻回に交換していると効率が悪いので、
ある程度いっぱいになるまで持って歩きながら作業を続けます。
思った以上に体力を消耗しますが、集中力を切らさずみんなで頑張りました！
作業完了
約１時間半の作業でカゴいっぱいに収穫できました！
出来栄えを確認してもらい、「きれいに出来ていると思います」というお言葉を頂きました！
このあと、職員の方が検品し製品として出荷されるのですが、一つでも多くのカリフラワーが
お客さんのもとに届いて欲しいですね。
前回の畑に藁を敷く作業は時間内に多くの藁を敷くように作業効率が求められました。
しかし、今回は効率よりも集中して丁寧に作業することが重要であり、違う意味での難しさを実感しました。
「実際に働いた経験がなくて自分にどんな仕事が向いているのか分からない」
「就職するにはまだ不安がある…」
ヴィストキャリア富山駅前では「体験」を通して自己理解を深め、就労に必要なスキルの習得を目指すことに力を
入れております。
その一環として就職を前提としない企業で実際に働く経験をする「企業内訓練」というプログラムを実施しています。
企業内訓練の良い点
実際の職場環境下で、企業の方から指示を受けることができる
より就労時に近い環境で、訓練を行うことができます。
自身の得意・不得意を整理できる
訓練ごとに専用の振り返りシートに記入をしていき、その後担当スタッフと振返ります。
多種多様な作業があるので、いろいろな角度から、自分の得意・不得意なところを整理していくことができます。
また、企業の中で「働く」を経験することができるので、就労経験のない方はもちろん、
職場から離れてブランクのある方にも、ぜひおすすめしたいプログラムです！
サービスにご興味のある方、お気軽にお問い合わせください。お待ちしています。
