ヴィストカレッジ富山駅前イベント ~第1回 カレッジ番付開催!~
2020年8月18日(火曜日) | ヴィストカレッジ富山駅前
新型コロナウイルスの影響で、集団ワークやイベント活動は自粛傾向にありますが、
ヴィストカレッジ富山駅前(放課後等デイサービス)では新型コロナウイルス感染予防対策を徹底したうえで、
・ストラックアウト
・PK
・コップタワー
・カレッジ王クイズ
の4種目で競うイベント「カレッジ番付」を開催しました。
新型コロナウイルス感染予防への対策
当日は6名の方が参加されましたが、密集・密接を避けるため、3グループで部屋を分けて
実施することで利用者さんたちが安心して参加できる環境を設定させていただきました。
そのうえで
・来所時の検温
・消毒
・マスク着用
・部屋の換気
・ソーシャルディスタンス
に十分に配慮しました。
今回の目的は?
・グループの人と協力して楽しむこと
・時間・ルールを守ること
この2つの目標を活動を始める前に、子どもたちにお伝えしました。
得点や勝ち負けが明確に付くゲームでは、どうしても「勝ちたい」という思いが強くなるのは当然ですし、
それは決して悪いことではありません。
ただ、チーム対抗で行うことで、自分の得点や勝ち負けだけではなく、同じチーム内の人の応援をする、
話し合って協力する、喜びを分かち合う経験が培われます。
そして、活動を通して時間・ルールを守ることへの意識付けにもなります。
また、小学生~高校生まで年代の違う子供たちが参加するため、普段は関わりのない子供たち同士の
コミュニケーションを図る機会として、ヴィストカレッジ富山駅前ではイベント活動を重視しています。
ストラックアウト
スタッフ手作りの「ストラックアウト」を使用しました。
当事業所のスタッフYの自慢の手作りストラックアウトです!
ルールはシンプル。
①制限時間7分
②1人10球ボールを投げる
③落ちた数字が得点
小学生と高校生では能力が違うので投げる位置は別々にしました。
いざ開始!
ボールを的に向かって1人ずつ投げます。
的に当たると「やったー!よっしゃー!」と喜ぶ姿が。
外れた時は「あー。だめだ」と弱音を吐く子どももいますが、そんな時チームメートが
「ドンマイ」と声をかける様子もありとても微笑ましい光景が見られました。
また、投げたボールを拾って投げている子どもに渡してくれたり、的を元に戻してくれたりと
自然と行動してくれる子どもたちもいて本当に素晴らしい光景でした。
PK
ホワイトボード、机、椅子を使用して、PKを行いました。
ルールは
①制限時間7分
②1人6球蹴る
③それぞれGOALした得点の合計がチームの得点
ストラックアウト同様に小学生と高校生では蹴る位置は別々にしました。
ボールが柔らかいのでなかなかうまくゴールに入らず段々とイライラモードに…
そして遂に…ルールを破っちゃう子も出てきました。
スタッフは再度、最初の目標をお伝えします。
こういうゲームでは勝ち負けが明確なのでどうしても「勝ちたい」という思いが強く出ます。
スタッフは活動の中で想定される状況を事前に把握し、そんなとき誰がどのように
対応するのか考えておくことが重要です。
そして、物事が思い通りに行かないときにどうやって気持ちを切り替えていくのかが
子どもたち自身が学習していく機会にもなります。
その子がすごいのは活動が終わった後「ルール破っちゃった…」と反省していること。
その一言がその子にとって大きな成長だと私たちスタッフは感じています。
コップタワー
プラスチックのコップを積み上げるシンプルなゲームです。
このゲームで配慮したのは、
①ルールの視覚化
②見本の提示
③コップを置く位置の視覚化です
最初に視覚ツールを使いルールを説明し、そのうえでどんな活動なのか見本でイメージします。
置く位置を決めることで活動を行う場所を意識付けします。
ただ、このコップタワー正直、かなり難しいです。制限時間7分の中、グループ内で1人ずつ積み上げていきます。
案の定、途中で崩れることも頻繁に…
それでも、失敗して崩してしまった子どもをだれ一人として非難することがなかったことです。
とてもすばらしい光景でした。
カレッジ王クイズ
最後は、スタッフNさん作成のクイズ!
ルールは
①グループで話し合って答えを出すこと
②答えは紙に書く
この2つです。問題は全部で5問。問題が進むことに難易度も上がっていきます。
「んー。なんだろ」 「●●じゃない?」 「どう思う?」などみんな考えながらも
自然と話し合いの場になっています。
自分の考えを伝えることは大切です。
そのうえで、他者の意見も聞くこと、チームとして1つの回答を出すプロセスはもっと大切になります。
活動を通して、楽しみながら「伝える」、「他者の話を聞く」、「話し合う力」
を身につけられるもがイベントや集団ワークのメリットだと感じています。
最後に
子どもたちの喜ぶ姿、成長が感じられるとてもうれしい機会となりました。
私たちスタッフが気付かない間にも、子どもたちは日々成長しているのだなと感じます。
新型コロナウイルス終息の見通しがつかない中、お子様はもちろん、保護者の皆様も不安を
抱えておられると思います。
こんなときだからこそ子どもたちのためにできること、保護者の皆様にも安心して
ご利用いただけるよう安心して楽しめる、他者と関わりを持てる環境と活動を
今後も提供していけたらと考えています。