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「自分で作って、食べてみる」~シンプルだけど、自立への一歩~

朝夕が寒くなってまいりました。もうすっかり秋ですね。
日が暮れるのは早くなり、大きな台風もやってきて家の中で過ごす時間も多くなってきたのではないでしょうか。
家にいても暇だな~と時間を持て余している時、「できること」を一つ増やして自炊をしてみてはいかがでしょうか?

ヴィストカレッジ富山駅前(放課後等デイサービス)では、「手作りピザ」「フルーツポンチ」作りをしました。
調理なんていう難しいものではなく、「自分で食べるものを自分で作る」という活動です。

そもそも自炊って必要?

コンビニに行けばいつでも食べ物が手に入るし、家にいれば保護者の方が美味しいご飯を作ってくださるし、
「自炊って今、必要なわけ?」と言われてしまいそうです。
もちろん、作ることで手間や感謝を知る、ということもありますが、そんな堅苦しいことを抜きにして、
単純に「できる」には時間が必要なのです。

経験を積み重ねて行くことが「できる」への近道です。
「調理」は調べてみると食材を加工して食べやすくする過程や行為のことで、煮る・焼く・切るなどが含まれるようです。

大人になって、「一人でやってみるか」と思ったとき、この工程は面倒くさい部類に当てはまります。
危ないし、時間がかかりそうだし、うまくいかなそうだし。

それでもお腹は空きます。
そんなとき、「一人でできる」経験があれば、この面倒くさい壁が少し低いものになると思うのです。

集団訓練だからできること

自分が食べるものを自分で作るだけなのに、仲間と一緒に活動をすると楽しくなります。
形が変になっても笑って許せるし、焼きすぎて焦げてしまっても「まぁ、いっか」という気持ちになれます。

となりの人が職人みたいな裏技を使うと真似をしてみたくなるし、信じられないくらい出来映えがいい人のを見ると
「やられたぁ」と心に闘志がわきます。

失敗してイラッとしても、「どうしたの?」と言われて「はっ」と我に返ることが出来ます。
どんな仕上がりでも美味しいのが「手作り」のいいところ
今回は一人2枚、手のひらサイズのミニピザを作りました。

クリスピー風に生地を薄くのばしたり、具材を包み込んでカルツォーネのようにしたりしてそれぞれ
工夫を凝らしたオリジナルのピザ作りを楽しんでいました。

こんなことを言ったら、ピザ職人におこられてしまいますが、
でも、ピザは誰が、どんな風に作っても美味しいものです。

自分で食べる分を自分で作るのですから、自分の好みでソースを多めにしたり、
ハムの大きさやチーズやコーンの量も自分好みでカスタムしたりしていました。

周りがなんと言っても、自分で感じて作ったものだから、焼き上がったピザを口に入れたときは心から
「美味しい!」と思えるようです。
包丁の扱い方や、食材を知る調理実習は、料理の基本を学ぶいい機会です。
同じように「自分で作って食べる」という経験もシンプルだけれど大事なことです。

便利な世の中ですから、電子レンジやホットプレートだって立派な調理器具です。包丁や火が使えなくたって、
自分で作って食べる、そんな経験を積み重ねて、「一人でできる」ことが少しずつでも増えていったらきっと、
日常の生活が少し楽しくなるかもしれないですね。

今後も様々なイベントや訓練の様子などご紹介していきます。

ヴィストカレッジ富山駅前では、集団訓練を通して、自律に向けてのスキルやルール、
公共での立ち振る舞いなど社会に出たときに必要なスキルを学べる機会を提供させていただいています。
また、その方に応じた生活スキル、運動スキル、社会スキルを学べるプログラムをご用意しております。

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